輸出目的の注文が散見されてランクル受注停止

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20210610_01_04_s(For English, see below)

6月10日のワールドプレミアを受けて7月1日から事前受注が始まっていたランクル300の受注が一時的に停止していることがわかった。
これは想定以上の受注が入っている反面、なかには一定期間の保有を前提としない、すなわち輸出など転売目的の注文も多く含まれていることが推察されたためだという。
トヨタに限らずメーカー各社は「売ったら終わり」ではなく、その後のアフターサービスも含めて責任を持った付き合いを続けることを前提にしている。規制のかかっている地域に輸出した場合には外為法違反になる可能性もあり、紛争地域で日本から輸出された新型ランクルが使われた場合にブランドイメージが悪化する懸念もある。

こうした事態を重く見て、トヨタはすでに注文したユーザーに対して「海外輸出や転売は行わない」との誓約書を7月25日までに取得する動きに出た。輸出や転売の可能性がある、購入者の身元が確認できないといった場合にはキャンセルする可能性も含ませている。

web-landcruiser8月2日に国内発表が予定されているランクル300は現行モデルより30万円ほど値上げされて510万円〜に設定される。7月26日発売予定のマガジンX 9月号(電子版紙の雑誌をご用意しているほか、書店・一部コンビニでもお買い求めいただけます)では全グレードの車両本体価格に加えてグレード別のオプション価格も掲載しているので、購入検討者も、そうでない人も是非ご覧ください。

 

Following the world premiere held on June 10th, orders for the Land Cruiser 300 which had been pre-ordered from July 1st, have been temporarily suspended.
While orders are received more than expected, it is presumed that some are not assumed to be held for a certain period of time, such as export.
Exporting to regulated areas may violate the Foreign Exchange Law, and there is a concern that the impression of Land Cruiser will deteriorate if used in conflict areas.

Taking this situation seriously, Toyota has begun to obtain a pledge not to export or resell them. It also includes the possibility of cancellation if there is a possibility of export or resale, or if the identity of the purchaser cannot be confirmed.

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