編集長から

編集長のご挨拶

マガジンX編集長クルマ雑誌「ニューモデルマガジンX」編集長の神領貢です。

マガジンXは創刊以来31年間にわたり、クルマユーザーに快適で幸せなクルマ生活を送っていただくための情報提供を目指して月々の記事づくりを行ってきました。
皆様の応援こそが雑誌を続ける糧となります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。




編集長として譲れないもの

マガジンX編集長私はJAF出版社からマガジンX月刊創刊に転じる時、まわりから「JAFにいれば安心。マガジンXのようなアウトローに行くとこれまでの人脈もキャリアも失うぞ」と多くの方に諭されました。

四半世紀以上を経て、そうしたアウトロー的な言われ方はされなくなりましたが、未だに業界の村人たちが集うイベントにはオミットされることが多くあります。それでも、自己責任で取材に基づき記事を発信する仕事にはやりがいを感じています。ご共感いただけましたら幸いです。

私はマガジンXが4つ目の職場です。基本的に「より影響力のある媒体」に行きたいと思って転職活動をしましたが、結果的にはマガジンXにご縁があったのでしょう。30歳でマガジンXに来ました。

結果、自らの仕事が比較的遠慮なくできる環境にいられるので居ついてしまいました。マガジンXはもともと三栄書房が発行、ムックハウスが編集請け負いを行っていました。が、出版不況のいま、広告やイベントで食べていかなければならない出版社にとって、マガジンXのような本音雑誌を抱えるのは、ある種の矛盾を内包するようなものです。

雑誌を続けるには、自分で引き受けるしかありませんでした。個人のチカラではどこまでマガジンXを発行し続けられるかは分かりません。しかし、「もっとクルマユーザーに役立つ記事が読みたい」。こうした人たちがいらっしゃる限り、頑張りたいと思います。皆様、これからも応援よろしくお願い申し上げます。

編集長の略歴

1959年3月20日生まれ。
関西大学社会学部マスコミ(現メディア)専攻卒業後、自動車業界誌等を経て、「ニューモデルマガジンX」月刊化創刊メンバー。以後27年が経過。
5年目から編集長。その後2度更迭され2度編集長に復帰、現在に至る。
自動車業界ウォッチャーとして35年。
徹底した現場主義で、自動車行政はもとより自動車開発、生産から販売まで守備範囲は広い。
最近は業際感覚で先進技術を取材。マガジンX(ムックハウス)を2011年にMBO。