MS&ADインシュアランスグループHD次期社長に船曳真一郎三井住友海上火災保険社長が兼務で就任。6月の株主総会後に!

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以下は会見要旨。質疑の無記名部分は原次期会長、船曳次期社長を分けずに表現しています。ご了承の上お読みください。
原会長。
2022年度からの4年間の中期経営改革の後半で世代交代を行う。成長のスピードをあげる。前期は過去最高益を達成した。
まずは業務改善計画を着実に実行する。
質疑応答。
Q このタイミングとなったのは?
A原会長 ワンプラットフォーム戦略、中経後半のタイミングだった。ビジネススタイルの大変革。持ち株会社と事業会社の兼務でスピード感出る。
Qビジネススタイルの大きな変革とは?
A船曳 過剰な本業支援による営業スタイルに問題があった。政策株式にたいては過去には感謝している。保険事業の健全な成長を阻害する。早期に解消する。
自動車の車両、保険、事故車の入庫誘導など、お客様の希望があった場合に限る。本業支援をやめる。グローバルで一元的なアンダーレーティングを進めていく。
最適な保証、価格、事故時の対応(CX)などに力を入れる。世界標準の中で選ばれる保険会社を目指す。
Q 兼務について。
A MSとADはワンプラットフォーム化をを進める。
Q ADとの統合可能性について。
A どう言う形が望ましいのか。今後も大きな選択肢として変わりない。
Q 本業支援について。
Aどういう状態か整理する。自主規制の組織を運営する。必要な選択。
Q 加入者の信頼回復について。
A ディーラーや中古車店のおかげで自動車保険が普及した。敬意を表する。
一方でディーラーから車を買う、修理を誘導する。出向などの過剰な手法、これらがビジネスの道具となってしまったのか。契約者の不利益となっていれば、対策を講じなければならない。
「誰のため、何のため」の損保の矜持を持って是正可能かどうか検討する。対策が不十分な場合、兼業代理店についても検討することになる。
Q 環境認識について。
Aお客様第一を掲げてきた。改めてお客様にとって期待する価値提供する。行動計画を策定する。それを実行できれば可能。何十年に一度の苦難、困難だが、乗り越えることができる。勇気を持って仕事に取り組む。
Q 政策株について。
A 次の中経含めて6年間で政策株式をゼロにする。一方で「純投資株」を持っていた方がリスクに対するリターンがあるので一定の株式を持つことはある。グループとして振り替える部分はある。新たに買うものもある。
発行体の成長を助ける中で政策株式を期間を区切って売却することは意味がある。
Q船曳さんの人となりとは?
A 行動力、変革力、実行力そして「人たらし」の魅力から適材を選んだ。
Q父親とは仕事の話はしていない。相互理解はしていない。開成高校から一番行ってない大学にした。自分の個性を最大限生かしてやりたい。
Q社名が長い。
A 合併は当然選択肢にある。まずはワンプラットフォーム戦略をしっかりやっていく。社名も含めて。
Q ビッグモーターについて
A新体制をしっかり確認した上で、先方の意向があった上で機会があれば損保として検討していくことになる。すぐに委託するかどうかではない。
Q為替の円安について。
A 輸入物価があがると、保険金が上がる。注視している。
Q 企業保険の赤字が続いている。
A 将来のリスク要素を話し合う中で持続可能な保険商品のあり方を議論することが大切。
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