ロードスターRFの2Lエンジン大改良で、もっと爽快に

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4代目にあたる現行ロードスターの国内販売は15年5月に始まり、電動格納式トップ採用のRFはその1年半後の16年11月に加わった。

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6月7日に実施された改良ではRFに搭載されている2Lエンジンが大幅改良され、いっそう“エンジンを使い切れる”感覚が強まった。ブロックをそのままにヘッドや吸排気系、回転系部品など、あらゆる箇所が刷新されたことでソフトトップに用いられている1.5Lエンジンに負けない息の長い伸びを実現。6800rpmから7500rpmに引き上げられたレブリミットまで心地よく吹け上がるのは言うまでもなく、発進後の加速もいちだんと速度に乗りやすくなって操る楽しみが増した。
併せてサウンドからも加速や操っている感覚が堪能できるよう、音の作り込みにも力が注がれた。とくに低音(100〜200Hz)が強調され、加速時の力強さを聴覚からも感じられるようになった。このほか、フライホイールの改良が功を奏して加速時に聞こえていた歯打ち音が解消されていることも確認できた。
こうした手直しによって2Lエンジンの性能は26ps/0.5kg-mアップの184ps/20.9kg-mへと向上。

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改良は動的性能の向上だけにとどまらない。「サポカーSワイド」への適合を前提に衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能(前後方向とも)を全車に装備。採用済みのブラインドスポット警告や車線逸脱警報と相まって安全運転をサポートしてくれるはずだ。

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ユーザーの声を受けて採用されたのがロードスター初のテレスコピック・ステアリングだ。これまで重量アップを敬遠して起用が見送られてきたが、アルミ素材を用いることで重量増を避けながら前後30mmの調整幅を実現。タイトな空間の中でドラポジが確保しやすくなった。

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内外装カラーの新たな選択肢として設定されたCARAMELトップ(6速MTが309万4200円、6速ATが320万7600円)は、ダークブラウンのシックな幌と明るいタン色のインテリアが自慢の期間限定モデルだ(注文の受付は今年12月24日まで)。かつて販売されたREDTOPと違って赤のボディカラーを選ぶこともできるため、女性にもアピールできるのではないか?と開発陣は期待しているようだ。REDTOPの販売台数(国内)は411台だったが、開発主査の中山雅さんは「(CARAMELトップでは)これを上回りたい」との意気込みを見せる。

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