全車に給電機能が備わる新型アクア登場

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この数カ月間、マガジンXで精力的にスクープしてきた2代目アクアが正式発表&発売された。税込み価格は198.0万から259.8万円で、月販9800台が予定されている。
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新型アクアには駆動用の車載電池として世界で初めてバイポーラ型ニッケル水素電池が使われている。従来のバッテリーと比べて出力が約2倍に増し、アクセル操作に対する応答や低速からのリニアな加速が可能になった。電気だけでの走行領域も拡大。
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アクセルペダルを緩めるだけで回生によって減速できる快感ペダルもトヨタ初採用。ペダルの踏み替え頻度が従来より40%ほど減って疲れの低減につながるという。
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パワートレインには1.5Lダイナミックフォース・エンジンが起用されてWLTCモード燃費の最良値は38.5km/Lをマークしている。また、シャシーにはGA-Bプラットフォームが使われており、先代よりホイールベースが50mm延長されたことで後席の居住性とラゲッジスペースが拡大。

AC100Vコンセントと非常時給電モードが全車に標準装備されている点も見逃せない。非常時には電気ポットやドライヤーといった家電も使える。「初代はハイブリッドカーをみんなのモノにした。新型は給電機能をみんなのモノにする」と説明するのは、トヨタコンパクトカーカンパニーの新郷和晃プレジデントだ。
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先進デバイスではペダル類とステアリング、さらにはシフトチェンジも任せられるアドバンストパークが新設定されている。このシステムは側方の静止物も検知し、内輪差で接触しそうな時に警報とブレーキでドライバーに注意を促す。

初代は東日本大震災が発生した9カ月後に発売され、復興の星としてアピールされた。10年が経過した現在も東北地方の復興は続いており、新郷プレジデントは「今後も復興の一翼を担いたい」と語った。
全世界で187万台が売れてヒット作となった初代に続き、シンプル&スッキリとしたデザインでキレイにまとまった印象の新型はサスペンションも一新され、会話明瞭度が15%向上するなど、あらゆる面で進化を遂げた。

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