マツダ、JC08モードで1875台の抜き取り検査中72台で トレースエラーがあったことを認める

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マツダ、JC08モードで1875台中72台で
トレースエラーがあったことを認める

マツダは本日、完成検査工程においてJC08モード燃費測定にあたり、トレースエラーが1472台の抜き取り台数のうち72台あったことを発表した。検証期間は2016年10月以降分。WLTCモードでの燃費測定ではトレースエラーはなかったとしている。保安基準には抵触していないとしている。燃費値の改ざんはなかったとした。
質疑応答。
Q トレースエラーが発生した時期は?
A 本社、防府、プレス工業でOEMしてもらっている。検査工程は本社工場に集約している。時期はバラバラ。
Q 不正発覚の理由は?
A 3年9カ月に遡って残っているデータを確認した。エラーが出た場合、システムを無効にしていなかった。ドライバーをしっかり訓練してやってきたが、速度を合わせて走ることと、逸脱時間を同時に確認することをやるのは負担が大きかった。作業員のスキルに依存していた。今後はシステムの両輪でやっていく。
Q スバルの不正発覚時点で調査しなかったのか?
A 6月5日の時点で、検査機器の中にデータが残ってないか確認した。そのデータをモニターに再現できるようにできたのが6月末。日産の報告後に調査を始めたのではない。
Q 書き換えについて。
A ヒヤリングを通して確認した。彼らはショックを受けていた。半年間の教育を経て認定された自負を持って仕事をしていた。逸脱を認識したものはすべてデータを無効としている。
労働負荷については、JC08モードからWLTCモードに変わる段階で負荷が増えることは分かっていた。検査機器を1台増設したが、人間への負荷に対してしっかりサポートできなかったことが経営陣の責任。
Q 販売面への影響は?
A お客様にご不安を与える事案。再発防止と事案の中身をしっかり説明することが大事と考えている。お客様の信頼をいただけるよう取り組んで行きたい。
Q 検査の意義について。
A 検査員はマジメにやっている。自らどこに問題があったのかを考えてくれている。
Q 他の工程で人的エラーを減らす取り組みをおこなっているか?
A 設備と人の双方でいかに良い品質の商品をお届けするか。作業に集中する環境を作っていく。想定していたプロセスが
Q 実害のないことになぜ会見を開くのか?
A影響がないことは確認できたが、国のルールから逸脱していたことについて会見を開いた。
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