スバルの不正案件、「それで良いよと言うことではない」と国交省。

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5月15日、石井大臣の閣議後会見の後、国交省8階の自動車局を歩いた。中で、審査・リコール課は、スバルの「群馬製作所における完成検査時の燃費・排出ガス測定に関する調査報告について」と題したスバルからの報告書を受け取った後、現在は「報告書を精査している段階」と話す。

スバルが会見で、「数値の改ざんは行ったが、保安基準内に収まっていたからリコールはしない」と言っていることについても、「それで良いよと言うことではない」と厳しい姿勢で望むことをほのめかしていた。

さらに自動車局の幹部は、「基準にあっていたから結果オーライではない。スバルが全社一丸となって今後の再発防止に努力する姿勢を世間に示す必要がある」と、スバルの姿勢に釘を刺した。加えて、この幹部は、「不正が続発している事情から)最早、性善説が通じない時代になってきた」と当局の検査のあり方を見直す姿勢を明らかにした。スバルに対しては近いうちに当局から何らかのアクションがあるかもしれない。

取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)

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