資本提携は「ゆっくり考える」から進展なし

スポンサーリンク

資本提携は「ゆっくり考える」から進展なし

質疑応答。
四つの分野について。すでに一部推測報道等で中身を予想して書いているが、具体的なことについてはこれから実現可能性について、フィジビリティスタディを始めると言う合意。不満もあるかも知れないが、今から両社のエキスパートによる協議に入っていく。具体的な中身についてはコメントを差し控えたい。
ダイハツとの関係について。
今後も市場において切磋琢磨していく。一切、競争法に抵触するようなことはない。市場において、技術と商品を磨き続けることが大事。
トヨタとの提携の狙いは?
10月12日に鈴木修会長から申し上げたとおり、我われのリソースでは遅れを感じざるを得ない。このためトヨタとの提携を申し入れたこと。豊田章男社長が何度もオープン化と言っていた。トヨタとの協議を多く持っている中で、オープン化がスズキにとっても重要と理解できた。
スタンダードやインターフェースを協議する中で、オープン化が利益になることだと考えるようになった。
トランプ大統領の姿勢について。
二輪車や船外機はスズキとしてはごく僅か。影響度は大きくない。通期予想を据え置いたのは注視していこうじゃないかと。
インドの高額紙幣廃止の影響は?
トヨタにどのようなメリットを提供できるのか?
あまりにも突然だったので心配したが、直後は影響を受けたが、マルチスズキもそれなりの対策を打った。客足も回復しつつある。時間の問題と考えている。グジャラート工場の立ち上げを急ぎ年産200万台体制を声を構築したい。
トヨタがスズキをどう評価しているかはなかなか言いにくいが、一方的にスズキを救済するのではなく、ウインウインの関係でいこうと話している。明確に合意しているわけではないが、インドで経験していることを活かしながらウインウインになるようにと、強く思っている。
資本提携は?
鈴木修会長は、「ゆっくり考える」と昨年話した。今も変わらない。
軽自動車は非関税障壁については?
非関税障壁に当たらないと考えている。ご理解いただきたいと思う。
2009年12月のVWの記者会見に出た方もいると思う。当時、鈴木修会長は、「提携については信頼関係こそが最も大切」と話した。リリースに書いている経営トップのコメントを見ても信頼関係は深まっていると考えられる。急がなければならないような事情はない。資本関係を結ぶ必要があるかどうかをゆっくり考えると言うこと。
いつまでにどんな成果を出すのか?
いつまでにとは両社とも考えていない。
協議の体制は?
事業開発統括部を設置した。電話会議も含めて相当頻繁に継続して協議を行っている。
共同購買は合意内容に含まれていない。協議もしていない。競争法に抵触することは一切しない点は両社で合意している。
VWの教訓はどのように生きているのか?
提携当初からどのような形のVWに支援が必要かをかなり絞った形で進めた。VWの方がスズキに何を求めているのか、必ずしも明確に理解しない身 まま提携を進めてしまった。双方がしっかりした協議をもって、実現可能性について協議、確認して具体的提携話に入るのが望ましい形ではないか。

スポンサーリンク