課金制度をしっかり検討したい!
本日、6月20日、第63回基本政策部会が開かれている。建議案を検討しており、かなり煮詰まってきました。
青木道路局次長の挨拶。
昨年6月にキックオフして1年。9回の議論を踏まえて前回は骨子をお願いした。今日は建議。新しい姿が見えて来たのかな。
建議が世の中に訴えていくためには、どのように打ち出していけば良いのか議論をお願いいたします。
が、毎回感じること。委員選びの基準もわからないのだが、建設費、維持管理費の多くを負担している自動車ユーザーの視点が抜けている。クルマ乗りにとって、歩行者や自転車ユーザーとの健全な関係をいかに作るのか。
地域活性化にとって「道の駅」が中心的役割を担うが、その多くのコストも自動車ユーザーが負担してきた。その点へのリスペクトがほぼない。都心ではロードプライシングの導入をしっかりうたうことが盛り込まれそうだ。基本政策部会をずっと傍聴している身からすると、「クルマユーザーからお金を取って、道路はみんなで使い倒す」考えが大きな流れになっていることに気がつく。
道路局は自動車ユーザーが支払う税金や通行料を使って道路を整備しているのに、もう少し自動車にとって走りやすい使いやすい道路づくりにも言及して走りやすいどうか。
追補。
どさくさに紛れて、建議に以下の文言がサラッと盛り込まれました。
「償還満了後の料金徴収を検討することも必要である」
えっ!である。今でも償還満了は延びに延ばされて2065年まで無料化はありません。建議案ではその後もずっと通行料を取ると言っているのです。私はすでにこの世にはいませんが、「国破れて道路あり」に結びつくような「永遠有料化」に道筋をつけるような言葉をこの段階で入れるのは、まさに官僚の思惑、これ見たり!
と感じます。
マガジンx編集長 神領 貢