ランクル300購入者の誓約書に関するトヨタのコメント

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20210610_01_03_s当サイトで報じたように、国内デビューに先がけて行われていたランクル300の受注が停止された。これは輸出など転売目的と推察される注文が散見されたためで、受注した販売会社は転売しない旨の誓約書を購入者から取り始めている。転売の可能性が高い場合は注文をキャンセルして売らない姿勢だ。
この件に関してトヨタ自動車 広報部にコメントを求めた。下記がその全文だ。

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トヨタ販売店とトヨタ自動車は、日本のお客様に車両を販売するにあたり、販売したら終わりではなく、お客様の安心・安全を守るため、アフターサービスを含めた責任をもったお付き合いを各販売店が続けていくことを共通の理解としております。
また、ランドクルーザーは海外での人気が特に高く、発売直後の車両が日本から海外に流れ、さらには安全保障上規制をされている特定地域に輸出されるような事態を懸念しております。
そして、万一外国為替及び外国貿易法(外為法)違反にトヨタ販売店が関与したとの嫌疑で捜査対象となるような事態に発展すれば、当該トヨタ販売店はもちろんのこと、すべてのトヨタ販売店やトヨタ自動車にとって大きな問題になると認識しております。
トヨタ自動車としましては、車両を供給するメーカーの責任として、法令遵守(じゅんしゅ)の観点から、上記の外為法違反の可能性を理解いただき、法令違反リスクを最小限にするため、全国のトヨタ販売店に注意喚起しました。
これを参考に、各販売店が法令遵守の観点から判断され、お客様から誓約書を受領しているものと認識しております。
このような対応は、昨今の世界情勢と、ランドクルーザーという車の特性を踏まえての措置でありますので、独占禁止法に違反するものではないと考えております。
トヨタ自動車は、これからも世界中の販売店やディストリビューターを通じて、世界各国の法令を遵守しつつよい商品をお届けしていきたいと考えておりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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