鈴木俊宏社長、スズキ改革の「先頭に立つ！」

鈴木俊宏社長、「スズキ改革の先頭に立つ！」決意示す

本日午後、国交省はスズキに対して一連の完成検査不正に対する是正と再発防止のための勧告書を発出した。石井国交相からスズキの鈴木俊宏社長に勧告書が直接手渡された。

手交後のぶら下がり会見では、3年前の燃費不正を合わせて、「本当に再発防止できるのか」の厳しい質問も飛んだ。鈴木俊宏社長は、開発、生産はもとより全社一丸で、スズキの企業体質改革に取り組むと話した。

国交省自動車局審査リコール課は、「今度こそ実効性あるものにしてもらわなければならない」と厳しい姿勢で今後のスズキの取り組みを見守る構えだ。

続けて、「一義的には経営層の取り組みにかかる。監査は原則として抜き打ちとする」と強い危機感を滲ませた。

国の責任については、「メーカーはこういう隠し方をするんだなと。厳しい姿勢で臨まねばならない。足らざるをあればしっかりやっていかねばならない。反省してやらねばならない」と、次はないとの覚悟を示した。