スバル新中計会見での質疑応答の要旨

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スバル新中計会見での質疑応答の要旨。

Q 米国で2025年に85万台で良いか?
A その通りです。米国の全需が頭打ちの中、サンベルトはまだ低い。25パーセントの販売構成にとどまっている。まだまだフロンティアな市場。全米630店を650店に増やしたい。オープンポイントはほとんどがサンベルト。保有が少ないのでサービス収益が少ない。フリートアップ車を流すなど対策を行なっていく。
Q トランプ政権が輸入車関税を検討している。
A 2017暦年で65万台のうち半分が輸出。非常に大きな問題。群馬でのサプライヤーや雇用の問題を考えると簡単ではない。動向を注視している。
Q 現地生産について。
A アセントの生産を5月に立ち上げた。想像以上の出足。来年はフルチェンジ車をSIAで立ち上げる。これでキャパは埋まる。
Q 完成検査不正について。
A 調査はスタートしている。調査は専門チームに委ねている。メドは分からない。
Q 外から学ぶとは?
A 他社から学ぶ意味と、井の中の蛙ということから、そういう表現にした。信じ込んでやってきたが、それで良いの?ということ。スバルの強い部分、いい意味でも悪い部分でもある。
Q 新SUBARUづくりとは?
A 従来からやってこなかったわけではないが、突っ走るのではなくもっと柔軟に、中期的長期的にみんなで変えていきたいなぁと思いが詰まっている。
Q 現状でタネの芽吹きについて。
A 衝突安全は1990年は世界一になろうとやってきた。アメリカではこの5年でアイサイトが評価されてきた。今後はコネクトを入れることで事故を減らせる手応えを感じている。
Q モータースポーツについて。
A だいぶ縮小している。出るからには勝たないといけない。約束できないが、ファンを含めたイベントとしての活用は各国が認めている。
Q さらにアメリカ一本足打法が強まるのではないか?
A そのように映ってしまうのは承知している。アジア、ロシア、豪州を着実に増やす。決して米国だけに目を向けているわけではない。
Q 品質関連で1500億円の中身は?
A 品質向上に寄与する投資は積極的にやっていきたい。アメリカでやっているテレマティックスをカナダにも広げていく。
Q 電気自動車、水平対向エンジンについて。
A まだまだ過渡期。話題先行している状態。ただ、各国の規制にミートしていくには不可欠な商品。トヨタとの協業を含めてやっていく。EVは機能面での差別化はしにくいと言われるが、AWDやSUVなどで、スバルの個性、価値を出していきたい。水平対向エンジンについては、基本的には今は水平対向エンジンベースでやっている。
Q アメリカの関税引き上げは中計に織り込まれているのか?
A 一切入れていない。1500億円の枠は全体の中の内数。5年としたのは、技術部門での設備などは一年で出来上がるものではない。
Q ファンドについて。
A 具体的な領域はこれから。安心と愉しさがキーワード。ここが出てくるといいなぁと思っている。
会見が終わりました。
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