北米LAショーで新型車やスタディモデルが続々

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一般公開に先がけて北米LAショーのプレスデーが始まった。会場で公開された車の中から、いくつか抜粋して紹介しよう。

トヨタはアウトドアレジャーの道具として使えるSUVのデザインスタディ「FT-AC」をワールドプレミア。フォグランプやドアミラーカメラは取り外し可能で、ルーフレールに内蔵された照明はカメラのフラッシュとしてスマホから遠隔操作できるアイデアが盛り込まれている。「あくまでもデザインスタディで、市販予定はない」と担当者は話す。FTAC_1FTAC_2FTAC_3

レクサス・ブースでは過去にマガジンXでスクープしたRXの3列シート版が初めて披露された。3列目は あくまでも+αのシートではあるが、最大7人まで乗れるのは魅力的。また、3列目を格納しておいて広いラゲッジスペースを活用することもできる。2列目にキャプテンシートを選択することも可能だ。RXlong1RXlong2RXlong3

日産はブラジルで先行発売したキックスを北米にも投入する。エントリー級のSUVが各社からリリースされていることを受けての措置だ。1.6Lエンジン搭載の2WDモデルで、衝突被害軽減ブレーキやアラウンドビューモニターも標準装備。ツートンカラーを選ぶこともできる。エントリー価格は1万9000ドル以下の予定。kicks

前夜に別会場でアンベールパーティが行われたため、会場でのカンファレンスはなかったが、インフィニティはQX50のモデルチェンジ版を出展している。圧縮比が変動する(8:1〜14:1)2Lターボエンジン、新開発プラットフォームが使われている。QX50

2度目の大きなマイナーチェンジを受けたマツダ6(日本名アテンザ)はボディ前後のデザインが見直されただけでなく、インパネも再修正。別置きモニターが1インチ拡大され、後席シートヒーターも新装備された。アダプティブクルーズコントロールが停止時まで作動するようになったのも朗報。mazda6_1mazda6_2

BMWはi8ロードスターをワールドプレミア。時速50km以下なら走行中でも開閉できる電動ソフトトップは約15秒で一連の動作が完了する。ソフトップ化されていても特徴的なガルウイングドアが継承されているのも見逃せない。i8

メルセデスベンツは新しいデザインの皮切りとして3代目CLSをアンベールした。初めて5名乗車が可能となり(これまでは乗車定員4名だった)、新世代エンジンに加えて6気筒モデルにはインテグレーテッド・スターター・ジェネレーター「EQブースト」を採用。加速時には48V電源を使って22hp分のブーストが加わる。内装には全面液晶のメーターパネルが備わっている。CLS

リンカーンはMKXのマイナーチェンジ版を発表。フロントマスクが変更されてステアリングアシストに代表される安全装備が追加され、併せて車名がノーティラスに差し替えられた。今後、他モデルも同様にネーミングを見直していくという。nautilus

すでにワールドプレミアは実施済みで、今回は北米版のデビューとなったヒュンダイ・コナは、やはりコンパクトSUVのジャンルをめがけて投入される新ブランドのクルマだ。北米向けには2Lアトキンソンサイクル&6速ATのほかに1.6Lターボ&7速DCTも用意される。同セグメントのクルマの中で最大級を誇るヘッドアップ・ディスプレイは従来より2倍 明るくて視認性も高いという。KONA

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