軽自動車界の真ん中にいるワゴンRがモデルチェンジ

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93年に初代が発売されて大ヒットを記録したスズキ・ワゴンRがモデルチェンジを受けて6代目に切り替わった。税込み価格は107万8920〜177万9840円、月販目標台数は1万6000台だ。WagonR_298

新型ワゴンRには水平基調のフロントマスクを有する定番の標準車、ランプとグリルが上下2段に分割されたスポーティ&スタイリッシュな仕様、そして存在感を放つスティングレーの3タイプが用意されている。WagonR_304WagonR_306WagonR_305

 

サイドビューでは山型に成型されたセンターピラーが目を引く。これはキャビン前半分のパーソナルスペースと後ろ半分の実用スペースを視覚的に訴求する狙いで編み出されたもの。リアドアには塗れたまま傘を立てて収納できるアンブレラホルダーが装備されており、太いセンターピラーと融合しているのがユニークだ。im0000004250

 

メカニズムでは軽量プラットフォームに加え、進化したマイルドハイブリッドを搭載。これまでと違ってモーターだけで最長10秒まで発進できるよう増強され、20kgの車重軽減と相まってJC08モード燃費はクラストップの33.4km/Lをマークしている。

安全面においてはスイフトに続いて単眼カメラと赤外線レーダー併用の衝突被害軽減ブレーキを新採用。また、軽自動車初のヘッドアップ・ディスプレイ、スズキ軽自動車初の自動ハイビームといったアイテムも見逃せない。

都内で行われた報道発表会で鈴木俊宏・社長は「ワゴンRはお客様とともに軽自動車(ラインナップ)の真ん中にいるクルマ」と紹介し、ニーズの多様化やユーザーの生活環境の変化に合わせて3タイプを用意した狙いを語った。
四輪商品・原価企画本部長の加藤勝弘さんによると、16年4〜12月にスズキが販売した軽自動車のうち、ワゴンRに代表されるワゴン系は32.6%で、ハイトワゴン(スペーシア)の39.4%に次いで多かったという。現状は、やはりハイトワゴンのほうが販売は伸びているそうだ。
また、国内営業本部・国内第二営業本部長の宮本敬司さんは直近2カ月の軽自動車販売が前年同月比100%程度に戻ってきて復調傾向にあり、3月末に〆を迎える今年度は計画どおり53万5000台をめざしたい旨を改めて語った(15年度は約54万9000台だった)。
ちなみに、ワゴンRは初代からの累計販売台数が440万台に達しており、いま現在280万件の保有客がいるという。WagonR_283 WagonR_273

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