ブリヂストンの米国子会社ブリヂストン アメリカス・インクのグループ会社であるFSBPファイアストン ビルディング プロダクツ カンパニー エルエルシーは、ドイツ・ハインスベルクに、ブリヂストングループ多角化事業の主力製品の1つである屋根用断熱材の生産拠点を新設することを決定した。操業開始は2018年を予定しているという。
今回、FSBPにとってスペイン・テラサの屋根材の工場に続く欧州で2つ目の生産拠点を新設することにより、欧州の建設業界の顧客へ屋根材や屋根用断熱材の供給についてより多くの提案を実現し、欧州建材市場におけるプレゼンスを更に拡大させていくそうだ。
ブリヂストングループは、2016年中期経営計画において、「グローバル経営体制の整備」を重点課題の1つとして掲げ、その取り組みとして「多角化事業の拡充」を設定しているという。今回グローバルでの生産拠点の新設により、経営の最終目標である「真のグローバル企業」「業界において全てに『断トツ』」に向けて、従来以上に競争優位性のある製品をタイムリーに顧客に供給する体制を構築していくという。
屋根材とは屋根に使用されるゴム製のシートや金属の部材の総称で、熱や風雨などから屋根を保護するもの。ここにもブリヂストンが培ってきた技術が生かされるのだろう。