新納損保協会会長、一連の不正について「深くお詫びしたい」

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新納損保協会会長、一連の不正について「深くお詫びしたい」

新納啓介会長会見要旨。

会見冒頭にビッグモーター問題、保険料調整問題について陳謝があった。

質疑応答。

Q協会としての不正再発防止策について。

A不正は保険の公正を歪めるもの。最優先すべきはお客様の保護。個社の取り組みは損保会員各社のサイトを読んで欲しい。

Q保険料調整事案について。

Aあいおい個社としては、コンプラ意識が欠けていた。会社として不正を検知する仕組みが足らなかった。調査完了前だが、できることから再発防止策を実施していく。代理人の研修、お客様への説明なと体制面でも見直しを行う。

Q関東大震災から100年。

A地震保険は経済的な補填が重要。防災意識の向上、東京のようなマンション密集地での備えについても地域課題にあった情報発信が大切。

Q不正を見逃していたのではないか?

A 個社の見解だが、「見抜けなかった」ことはない。業界としては個社の取りまとめを待っている段階。

「個社の問題」だが、業界として取り組んでいくべきところは取り組んでいく。

Q損保ジャパンは他社との競争が背景にあったとした。

A白川さんから引き継ぎはなかった。本日のリモートによる理事会で白川さんから謝罪があった。在任中は業界一丸となって取り組む。理事を辞めることにはなっていない。

Q入庫紹介は顧客本位ではないのではないか?

Aお客様が工場を知らない際には紹介する。個社で言うとシェア5%

営業の見返りに結びついているとすれば、行き過ぎと痛感している。

Q業界として入庫紹介の慣行をやめさせるべき。

A取引強化の部分は否定するものではない。本業支援は必要。

Q昨年7月の時点で他の3社が入庫紹介を止めた。

A ビッグモーターが「あいおいに集めろ」と指示があったかどうかは現時点で確認できない。後ほど個社の広報部から回答する。

Qなぜ不正を見抜けなかったのか?

A詳細な材料を集める。立ち会いしないことで保険金支払いが10日程度短縮できる。「簡易調査」対象の22社については、事前のバーを高く設定してきたが、今はストップしている。

全部の立ち会いは物理的に不可能。

紹介対象の2000あまりの工場も調べたが、不正は見つからなかった。

Q簡易調査、画像調査の割合は?

A画像が7割、立ち会いが2割程度。不正は仕組みの隙間をついたもの。画像査定を進化させれば適正にまわるはず。

Q修理工場の代理店兼務について。

A兼業がウエイトは高い。無保険車が増えた時期があった。ワンストップのメリットは大きい。商流に組み込まれた形が日本では多い。代理店とも対話する。今の便利なスキームを変更する必要はない。あるべきところを探っていきたい。

Q損保ジャパンが入庫紹介再開を取締役会に諮らなかった。

A損保ジャパンの中の件についてはコメントできない。一般的にはガバナンスを効かしていくことは重要。個社ごとの判断になる。

Q代理店の大型化に問題はなかったか?

Aリスペクトは損保業界に限らずあること。個社としては「モノが言いづらい」のはあるかも知れない。優先すべきは加入者。行き過ぎたリスペクトは改善する。

Q不正を起こさせない仕組みは?

A「守るべきはお客様」の視点に立ち返って取り組む。

Qカルテルについて。

A調査中。調査が終わってからコメントしたい。

Qアジャスターレスは適切だったのか?

A個社として、物理的に全てアジャスターが立ち会うのは不可能。防止策や新たな技術の導入により、枠組みはなんとか維持したい。

Qカルテルについて。組織的には関与していないのか。

Aご理解の通りです。

Q交通人身事故の示談金が判例に比べて低いのではないか。

A報道は承知している。事案を見てからコメントしたい。

Qネクステージ、トップスピードは22社に含まれるのか?

A含まれていない。個社の調査を集約している段階。日々のやり方を変えることで不正は防げるのではないか。

Q官公庁のカルテル事案は?

A報道は承知している。

Q白川さん辞任について。

A個社へのコメントは控える。業界全体としては損保ジャパンだけの問題ではない。業界全体として対処していかなければならない。業界団体として損保ジャパンを処分する考えはない。

Qビッグモーターの不正再発防止について。

A代理店とともにお客様対応していく。

Q調査の規模感について。

A他社から乗り換えたお客様などの調査もある。もう少し分かってきた段階で速やかにアナウンスしたい。

Qビッグモーターの自賠責保険取り扱いを続ける理由は?自賠責はどこでも入れる。

A強制保険。お客様の不利益になる。毅然とした対応で申し入れしている。一点の揺らぎもない。

Qジャニーズ事務所の「タレント起用せず」について。

A性加害は許されない。契約を延長せず販促物も引き上げる。名前を変えるだけではなく被害者救済、再発防止策を確認せれてから。

Q簡易調査でのアジャスターの役割は?

A最後の工程だけ確認する。22社については。

Q業界の営業数字優先では?

A業界の信頼を傷つけたことについて深く反省し、お詫び申し上げる。再発させないようにやっていく。全てはお客様にフォーカスする。それが最重要。風化させない。不正を繰り返さないように取り組んでいく。

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