ブリヂストンの欧州子会社BSEMEAブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエーは、仏大手タイヤ小売チェーンAyme社)の買収を完了した。ブリヂストングループは今年1月17日にAyme社の株式を100%取得し完全子会社化するための最終的なプロセスを開始したと発表したが、5月17日(欧州現地時間)に競争当局の認可取得等すべての手続きが完了したことで、Ayme社はBSEMEAの完全子会社となった。
今回の買収により、BSEMEAのタイヤ小売店網は、First StopとSpeedyにAyme社の運営する小売チェーンCôté Route約100店が加わり仏国内で900か所超となった。トラック・バス用タイヤなどの生産財の小売りに強みを持つAyme社を傘下とすることで、ブリヂストングループのソリューション事業の更なる強化を図るという。欧州事業では小売網の強化を基本戦略の一つとして掲げており、今回の買収はその成長戦略に沿った活動だそうだ。
世界での販売網を強化し続けるブリヂストン。今後もさらに販売網が拡大していきそうだ。