シボレー・カマロがフェイスリフト。SSには10速ATを採用。

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GM(ゼネラルモーターズ)ジャパンは11月22日(木)、デザインを一新したアメリカンスポーツクーペ「シボレー・カマロ」を発表、全国のシボレー正規ディーラーネットワークにて販売を開始した。現行の6代目(6th)カマロは2015年に発表され、日本では昨年の11月11日に発売された。今回のマイナーチェンジではフロント&リアのデザインを刷新している。

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最大の特徴はシボレーのトレードマークであるボウタイが中空式となってブラックグリルバーと一体化した点だろう。これはSSグレードに採用されたデザインであるが、日本仕様は安全法規対応のため全グレードに共通して採用。中空式となったことでエアフローが増大し、またボンネットフード中央部にはエア排出用の大型エクストラクタースタイルフードを装備したことで冷却水やエンジンオイルの温度が低減。長時間のサーキット走行などでのパフォーマンス向上に寄与している。リアにはカマロ伝統のデュアルエレメントデザインのLEDテールランプを採用して、より立体的な造形美を与えている。
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6thカマロでは2リッター直4ターボの「LT RS」とそれをベースにした「コンバーチブル」、6.2リッターV8のOHVエンジンを搭載した「SS」の3グレードを展開しているが、SSには新たにパドルシフトつきの10速ATを採用。ギアレンジを拡大したことで高速走行時のエンジン回転を抑えながら、クロスレシオ化であらゆる速度域でのパワーの最大化を実現している。
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ボディカラーは60年代のレースカラー「SUNOCOブルー」を再現した新色のリバーサイドブルーメタリックを追加するとともに、新型登場を記念したスペシャルモデル「ローンチエディション」にはオレンジの専用カラー「クラッシュ」を採用して限定50台で販売する。
日本市場におけるシボレーブランドの販売台数は2017年が809台、今年は10月末時点で721台と昨年を上回る勢いとなっているが(JAIA調べ)、その要因となったのが6thカマロの投入にある。6thカマロの購入者の74%はこれまでカマロに乗ったことがない新規ユーザーであり、しかも購入者の年齢層は50代の21%、40代の22%を抑えて、20代の28%がトップとなっている。また、購入比率で見ると6thカマロから導入された2リッター直4ターボが58%を占めている。アメリカ車=V8というこだわりを持たない若者が多く購入しているということだろう。
GMジャパンの若松格社長は「シボレーは世界で400万台を販売するGMの中核をなすブランドですが、日本ではアメリカ車らしいスポーツカー、つまりコルベットとカマロというニッチなラインナップに絞ったことで一時期よりも販売台数は大幅に減ったものの、昨年あたりから徐々に回復しつつあります。そのけん引役となったのがカマロです。実は私も20代に社会人になって初めて買ったクルマが3代目のカマロで、妻と結婚する前に初めてデートしたクルマでもあるので個人的にも思い入れのあるクルマです。購入者の7割が新規顧客だったことはうれしい誤算でしたし、年齢別で20代が最も多かったことには驚きましたが、私も購入したのは20代でしたので何ら不思議ではありません。若者のクルマ離れが叫ばれるなかで、これほどカマロに乗りたいという若者がいることは私たちにとって大きな励みとなっています」と語った。

■シボレー・カマロ税込価格

LT RS(2リッター直4ターボ) …529.2万円
コンバーチブル(2リッター直4ターボ) …615.6万円
SS(6.2リッターV8・OHV) …680.4万円

LAUNCH EDITION
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LS RS(2リッター直4ターボ) …561.6何円(限定20台)
SS(6.2リッターV8・OHV) …712.8万円(限定30台)
シボレー公式サイト https://www.chevroletjapan.com

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