ボルグワーナーは、幅広いガソリン車向けに特化した、VTG可変タービンジオメトリーターボチャージャーを開発した。このソリューションは、今後ハイブリッド車での利用も見込まれる新しい燃焼システムに適しており、クリーンで効率的な将来の駆動システムにおける中核コンポーネントだという。
このVTGターボチャージャーは、コスト効率と優れた性能を組み合わせることで、素材と設計をさらに最適化し、低速エンジン回転時にも素早い加速を実現。ドイツの高級スポーツカーメーカーと協力し、VTGターボチャージャーを搭載した世界初の量産ガソリンエンジンを導入してから10年を経て、ボルグワーナーのガソリンVTGが市場に投入される。
ボルグワーナーは、ガソリンエンジンの高熱負荷に耐え、過酷な条件下でも確実な運転が可能になるよう素材と設計を最適化することで、VTGターボチャージャーの強化を図った。また、最新のVTG技術は、タービンの上流圧力を制御する堅牢な電動アクチュエータを採用しており、迅速かつ正確に案内翼を調節し、瞬間的な加速と最適な出力を可能にしている。
VTGターボチャージャーの普及により、新たなターボカー時代がやってきそうだ。