日野自動車がセレガの不具合を認め調査へ
事案把握しながらなぜ公表しなかったのか
https://mag-x.jp/2025/02/01/27744/
日野自動車の大型バス「セレガ」の鉄部や樹脂部に新車から5年以内に多くの亀裂が発生して雨漏りなどが生じている件。
同社広報部に確認した。コメントは以下だ。本件、日野自動車が当局から行政処分を受ける前から不具合を把握していた可能性がある。同社はなぜこれまで本件を公表してこなかったのか。亀裂が発生する問題は、「ユーザーやディーラーでは有名な話」(事情通)だ。日野自動車の体質が改めて問われる事案になりそうな気配。続報を待て。
セレガのような大型バスは、多人数を乗せるため、車体が大きく、窓が多い、パネルの合わせが多いうえに、少量生産のためシーラ塗布などは手作業で行っており、品質にバラツキが出やすい製品であります。上記特徴もあり、バスの修理対応は、お客様不具合に迅速に対応するため、全国にサービス駐在所を設けサービス指定工場で修理するサポート体制を整え対応しております。
ご指摘の左ドア上部のFRP製パネルの亀裂、天井部のエアコン室外機からの雨漏れをはじめ、不具合情報を弊社品質部署は把握しております。また、それら不具合に対し、逐次改善を行っております。
保証書上は1年2万㎞となっておりますが、実際には日野自動車、販売会社とお客様との間で窓廻りは3年/距離無制限、外板含む車体は4年/距離無制限の保証で、乗用車以上の対応をさせていただいております。
今回、メールでのご指摘も踏まえ、不具合でお困りのお客様へのご対応とともに、逐次行った改善の効果検証など、お客様・販売会社様より直接お声を聴き、車両を確認させていただくなど念入りな調査を行います。3か月程度時間をいただき、結果を報告いたします。