マツダは変われるのか?!
先日、表参道ショールームを見てきました。平日の帰宅時間帯でしたが、オープン間もない割には来場者は多くありませんでした。
また正直言って目新しさはありません。決して広くはないスペースに新車が鎮座してお茶が飲める程度なら、ディーラーのショールームの方が居心地が良いところがたくさんあります。表通りからはちょっとだけわかりにくいのもハンデかな。
マツダはイベントなどソフト面でショールームの魅力アップを図っていく考えです。
mazda.co.jp/experience/maz…
マツダの事情通によると、「週末は女性客も多い」そうです。機会があれば、休日にも行ってみたいと思います。
マツダは今年の夏までに、東京の拠点を霞が関ビルから麻布台ヒルズに移します。フロア面積を大幅に拡充して開発部隊の一部を持ってきます。
表参道のショールーム設置も同じ狙いですが、「情報の受発信を強化する」目的があるのと同時に、世の中に対するマツダのブランドイメージアップを強く意識しています。
マツダは「グローカル」で立派な会社なのですが、やはり広島ローカルのイメージが強く、経営陣は「優秀な人財を獲得するには、東京強化が欠かせない」と考えているようです。「広島よりも東京にいたい」の新卒者ニーズの受け皿を増やす狙いもあります。
いま、マツダは開発陣の世代交代時期に差し掛かっています。上述のブランドとリクルート強化を合わせ、若返りを図っていますが、「ラインから外れた年寄りエンジニアやデザイナーが口出しし過ぎて、現場が戸惑っている」との声が社内から聞こえてきます。「派閥争いもある」とかで、優秀な人財の「転職者も増えている」ようです。
人材と新型車の世代交代がうまく進まないと、マツダの成長が鈍化する心配があります。先ごろ、そんな話を事情通らとしてきました。