秋に予定されているフィットのマイナーチェンジに関する情報が先行公開された。
最大のニュースは、新グレードとしてRSが追加されることだ。RSとは2代目と3代目に設定されたスポーツ色の強いグレードで、MTもラインナップされていた（しかも3代目は6速！）。他グレードより大きいタイヤ＆ホイールやブレーキ、専用サスペンションなどが与えられ、かつてのボーイズレーサーほどではないにせよ、普段乗りでも運転が楽しめる仕立てだった。参考までに、RSのルーツは初代シビックの追加グレードにあり、ロード・セーリングの頭文字に由来している。
改めて登場するRSのe:HEVにはモーターの回生力を手元で変えられる減速セレクター、出力特性を選べるドライブモードスイッチが専用装備される。
また、ネガティブな声も聞かれるグリルレスのフロントマスクを変更すべく、RSにはラジエターグリルが追加される。専用エンブレムが備わるバンパーにも他グレードとは異なる仕様が与えられ、リアスポイラーとともに精悍な印象がかもし出される。
ボディカラーには中国で設定済みのオレンジが用意されてシビックRSを彷彿とさせるイメージが作り出されるのかと思いきや、いまのところ、その計画はないようだ。
標準車はグリルレスのまま造形が見直され、デコッパチな印象がトーンダウンされてスッキリ感が増す。なお、RS追加に伴ってNESSはラインナップから姿を消す。
詳しい情報は公式サイトで確認できる。今後も情報がアップデートされるだろう。
