特報!!トヨタカローラ鹿児島が車検不正 九州運輸局から7月に行政処分受ける!!

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特報!!トヨタカローラ鹿児島が車検不正

九州運輸局から7月に行政処分受ける!!

 

 

トヨタ自動車販売店協会(ト販協)副理事長会社であるトヨタカローラ鹿児島(鹿児島県鹿児島市・中村博之社長)大隅店が、今年7月16日付けで、国交省九州運輸局から行政処分を受けた。処分内容は、

  • 自動車特定整備事業の停止10日間
  • 保安基準適合証等の交付停止(指定工場としての業務停止)25日間

特定整備記録簿の虚偽記載があった、指定整備記録簿の虚偽記載があった

法令の規定を遵守する体制ではない、点検整備の一部を実施せず保安基準適合証を交付したなどが処分理由としている。

https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/jigyousya/seibi/seibi.htm

ご存知の読者の方も多いと思うが、中村博之社長はトヨタ自動車出身で2014年5月からトヨタカローラ鹿児島の社長に就任している。同氏を良く知る人によると、「販売店経営者の中でも非常に優秀な方」との評価だ。

その中村社長は前述したとおり、今年からト販協副理事長の重職を担っている。同社のコンプライアンス(法令遵守)とガバナンス(企業統治)は一体どうなっているのか。折しも、トヨタ系列の新車ディーラーでは、老舗の名古屋ATグループ、トヨタ直資本のトヨタモビリティ東京で相次いで車検不正が発覚した。トヨタ自動車の幹部は、「不正の温床となる企業風土の改革に全力で取り組んでいる」と言うが、いかにも心許ない。

カローラ鹿児島の関係者が言う。「現車がないのに検査員が適合証発行を強要され、泣きながらペーパー車検に手を染めました。行政処分は出ましたが、外部からの問い合わせに対しては、『事務処理ミスと説明するように」と社内で指示が出ています。不正を黙認したサービスマネージャーは営業に配置転換されましたが、『反省している様子はありません。本件、パワハラと不正車検が混在した大問題です』と語る。

九州運輸局整備課に聞いた。「カローラ鹿児島からの自主的な申告によって把握した」。本誌が得た情報では、本来は検査前に整備すべきところを検査を通した後に整備を行うなどした」(事情通)とのことだ。「運輸局に捜査権はない。一般論だが、ペーパー車検だとすれば、違反点数はさらに上がる」(整備課)ことになる。

ペーパー車検はやってません!!

トヨタカローラ鹿児島に話しを聞くことができた。「たくさんの皆様にご迷惑とご心配をおかけしました。お詫び申し上げます」(総務部)とした上で、「当社が下取りしたプリウスの中古車整備で検査前に整備をしなかった案件があった。現場社員から上司に報告があった。すぐに経営トップに相談したところ、『正直に仕事をやりましょう』として、社長、サービス部長、総務部長の3人で3月に九州運輸局に報告に行った」(同)と説明する。「ペーパー車検の事実は一切ありません」(同)と強調した。その言葉を信じたいものだ。

写真はカローラ鹿児島大隅店HPより。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

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