セダン、ワゴン、SUVをイイとこ取りしたシトロエンの新しいフラッグシップ

スポンサーリンク

セダンのエレガントさ、ステーションワゴンの実用性、SUV特有の高いアイポイントが1台に凝縮されたシトロエン・ブランドの新たなフラッグシップ「C5X」がワールドプレミアされた。
C5Xmain
C5XsideC5Xrear

ボディサイズは4805mm×1865mm×1485mmで、720mmの大径19インチタイヤを起用。後席ニースペースは238mmに達していて高級サルーンに引けを取らない居住性が確保されている。ラゲッジ容量は545Lで、リアシートを前倒しすれば1640Lまで増やすことができ、ハンズフリー電動ハッチゲートに連動するトノカバーも備わっている。
流麗なシルエットは過去にフラッグシップとして販売されていたCXとXMを思い出させる。

C5XrearseatC5Xluggage
CX

74年に発表されたCX。

XM

89年に発表されたXM。

パワートレインはガソリンエンジンとPHVから選べる。近年のPSAはプジョー208および2008、新型シトロエンC4(日本未導入)にEVを設定して電動化を推し進めているが、長距離クルーズが安心して楽しめるようC5XにはEVではなくPHVが用意される。システム出力は225psで、50km以上のEV航続距離を実現。

C5エアクロスの足まわりに採用されているプログレッシブ・ハイドローリック・クッションに加え、PHVではアドバンスト・コンフォート・アクティブ・サスペンションが初採用される。3つのモードに切り替え可能で、よりフラットな乗り味がもたらされる。

12インチのタッチスクリーンや大型ヘッドアップ・ディスプレイ、アダプティブ・クルーズコントロール、360度カメラ、リアクロストラフィック警告がドライバーをサポートする。ドライバーが近づくだけでドアロックが解錠されるプロキシミティキーの採用も見逃せない。
C5Xint1
C5Xdrive

シトロエンのヴァンサン・コベCEOはオンライン会見で「需要の多い場所で生産するのが合理的だ」として中国の成都工場が組み立てを担うことを明らかにした。また、シトロエンで商品と戦略を取りまとめているローレンス・ハンセンさんは「特定の競合車は想定していない」として孤高の存在であることをアピールした。
欧州では10月に受注が始まり、年内にデリバリーが始まる見通しだ。
C5Xrearlamp
C5Xemblem

スポンサーリンク