スズキが新中期経営計画を発表!!
鈴木修氏が株主総会後に退任へ
スズキは2月24日、今年4月から2026年3月期までの新たな「中期経営計画」を策定、長らくスズキを支えてきた鈴木修会長の今期末をもっての退任を発表した。鈴木修氏は「相談役」に退く。
中期経営計画では、環境対応と品質向上を二本柱としている。環境対応についてはすでに機能しているトヨタとの協業だけでなく、自社独自での軽自動車のハイブリッド化やピュア電気自動車開発を念頭に置く。また、本誌がたびたび継続して指摘している開発、生産、販売各分野ごとの品質向上と不具合発生の際の対応の迅速化を旗印とした。が、二つの柱とも現状を見る限り、課題は多いと感じる。
「不具合の早期対応は、スズキの生き残りに必要。中期経営計画の柱だ」と鈴木修氏は力を込めるが前途多難ではある。
以下は、鈴木会長と記者の一問一答。
Q 体調に問題ないか。
A 昨年はゴルフを47回やった。ピンピンしてます!
Q 相談役就任について。
A 気軽に相談できるよう、堅苦しい肩書きはやめてと言った。ご理解を賜りたい(記者注※スズキには定款上の相談役という役職はないが、記者らは気軽に相談に来て欲しいの意味合いを込めたものと受け止めた)
Q 生涯現役でいると話していた。なぜ退任を決めたのか?
A 退任しても現役。逃げも隠れもしない。相談を受けることにしたから。肩書きを捨てても現役であります。どうぞよろしくご相談ください。
Q 鈴木会長の先見の明はどこから来るのか。
A 先見の明はありません。勘ピューターであります。インドに行ったらそう感じた。社長には行動力を持って。地球上には無限に市場がある。歩け歩けと行動して欲しい。マーケットはあります!
仕事でも人生でも挑戦し続けることは可能。生きている限り挑戦し続けましょう。永久に挑戦し続けます。中期経営計画も見続けます。
Q新体制の抱負は?
A 俊宏社長 会長に後ろ指刺されないよう頑張ります。
鈴木修会長「バイバイ、バイバイ」