日産、フォーミュラE参戦体制を発表。リーフNISMO RCも初公開

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日産自動車は11月30日(金)、東京・銀座の日産クロッシングにおいて、フォーミュラE選手権シーズン5に参戦する「日産e.dams」チームの体制を発表した。ドライバーはフォーミュラE創設から4シーズンを戦い2015/2016年にシリーズチャンピオンとなったセバスチャン・ブエミ選手と、フォーミュラE初参戦のオリバー・ローランド選手の2名。それに加えて全日本F3選手権2017でタイトルを獲得した高星明誠選手がリザーブ/テストドライバーとして、ヤン・マーデンボロー選手がシミュレータードライバーとして参加している。

発表会に登壇したマイケル・カルカモ日産グローバルモータースポーツディレクターは「フォーミュラEに参戦することは我われのEVテクノロジー開発の基盤となる。ここでの開発努力は直接未来のEVの改善につながっていく。レースで学んだことを基にしてロードカーの開発を強化していく」と語った。また、ルードゥ・ブリース常務執行役員は、「日産自動車が日本の自動車メーカーとして初めてフォーミュラEに参戦することができて大変誇りに思う。しかし参戦を決めたのは日産の技術やこれまでのレース実績だけが理由ではない。日産リーフは累計37万台を超え、日産ほどドライビングの楽しさを伝える電動車を販売したメーカーはない。フォーミュラEではその日産インテリジェントモビリティの考え方を広く伝えることができる最高の場である」とした。フォーミュラEシーズン5は12月15日にサウジアラビアで開幕する。

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そしてフォーミュラEマシンと同時に開発を行っていた、リーフをベースにニスモが開発を行った2代目EVレーシングカー「リーフNISMO RC」も発表会の場で初公開された。新型リーフNISMO RCは、リーフの主要パーツを採用しながら、フルカーボンファイバーのモノコック構造により総重量はわずか1220㎏とし、シャシー両端に搭載された2つの電動モーターが240kW(各120kW)の出力と、640Nmのトルクを発生。初代リーフNISMO RCより最高出力、最大トルクとも2倍以上を発生する。

新型リーフNISMO RCは6台生産し、フォーミュラE選手権の他、世界各国の主要なモーターショーやイベントで展示され、その走りを披露していく予定だ。まずは世界に先駆けて日本で、日産フォーミュラEマシンおよびリーフNISMO RCを12月2日(日)富士スピードウェイで開催されるニスモフェスティバルでプロドライバーにより公開デモ走行を行う予定だ。

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