マツダの新社長に丸本明副社長が昇格。 「お客様に一番近いブランド」道半ば!

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マツダの新社長に丸本明副社長が昇格。

「お客様に一番近いブランド」道半ば!

本日、マツダは小飼社長の後任に丸本明副社長を充てる人事を発表した。6月の株主総会後に正式に就任する。夕刻に両者が出席して記者会見が行われた。
冒頭、丸本新社長は、「会社で取り組むべき課題、方向性は分かっている。お客様に一番近いブランドとしてやっているが、まだ道半ば。次期中期計画の先を見据えた取り組みが責務と考えている」と話した。
以下は質疑応答の要旨。
Q 当面の最重要課題は何か?
A 丸本 課題は山積み。稼ぐ力が低下している。これを解決するのが最重要課題と認識している。アメリカ市場が最重要市場であると認識している。
Q 丸本氏を社長に選んだ理由は?
A 特に開発をバックボーンにするという趣旨で選んだわけではない。非常に幅広く重要な職種を歴任してきた。会社の強みと弱みを熟知している。
Q 家族構成は?
A 丸本 息子3人は独立した。家内と二匹のネコと過ごしている。前田さん監修のレーシングスーツを作った。マツダは挑戦し続けなければならない。
Q 役員の絆は?
A 丸本さんはあらゆる場面で社内の取りまとめをしてくれた。トヨタとの提携では常に二人で接してきた。任せられる人物として強い絆ができている。
A 丸本 役員の中で自由に良く話をしている。色々議論をした結果、スピーディにやる。山本さんの頃からそうだと思う。
Q 会長としての役割は?
A トヨタ以外の海外のコミュニケーションも進めていきたい。
Q 思い出のある仕事は?
A 丸本 ひとつは主査としての仕事。もうひとつは2008年から2012年は経営企画として辛い思い出しかない。高い授業料を払ったけど安定的な仕事ができるベースになった。
Q どのような人柄か?
A 丸本 自他ともに認めるのは厳しくて、極めて短気。これからは意見を引き出すためのバランスをとってやっていく。良く話して決めたら加勢に攻めていく。
A非常にきめ細かい。偏りなくその人を見てくれる。まとめ方もフェアな振る舞いなり言動をされる。
Q アメリカでの難題は何か?
A 丸本 なかなか成果を出し切れていない。収益的にもブランド的にもアメリカが最重要地区であることは間違いない。ネットワークの再構築に取り組んでいる。
Q トヨタとの提携の中で印象に残っているのは?
A 丸本 2014年5月に包括的提携関係を結んだ。その前からだと5年になる。実態としてのベネフィットもさることながら、いろんな領域で学びあってくれている。継続的に協業の可能性について協議を続けている。ウインウインの関係が見えてきたら、前に進むのかなぁと。
Q 今後の電動化の進め方は?
A 昨年8月にサスティナブルズームズーム2030で公表したが、地域によって、人によって求められるものは違う。効率的に開発していくために一括企画は助けになる。マルチソリューションを追究していくのでしょうね。
Q どのようなクルマメーカーにするのか?
A サスティナブルズームズーム2030も皆で協議してやってきたもの。確かに大変革の時代。俗に言うCASEで遅れていると言われるが、皆でしっかりやっていきたい。
Q フォードとの関係は?
A 丸本 とても多くのことを学んだ。グローバル企業として必要な最低限のことはなんですか?というところ。トヨタとは話をしながらお互いにとってウインウインですね、で話を進めている。欧米のトップダウンと違い、協議しながらやっている。
Qやり残したことは?
A 企業活動はシームレスに取り組んでいる。これから第二世代を立ち上げていく。いまからがマツダブランドを強化していく本番である。まだまだやるべきことはたくさんある。丸本さんをサポートしていく。
3月中旬に伝えた。「えっ?」という感じでした。仕事のことしか頭にないようでした。
A丸本 決算と予算と次期計画と多忙でしたので、仕事に没頭していました。
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