WEC第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間、TOYOTA GAZOO Racing 北米大陸2戦目となるテキサスで連続表彰台を目指す

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TOYOTA GAZOO Racingは、北米大陸で行われるFIA世界耐久選手権(WEC)2戦目となる第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースに臨む。2週間前に第5戦が行われたメキシコシティから北へ1500kmほど移動した、アメリカ・テキサス州オースティン近郊に位置するCOTAで、9月17日(土)に決勝レースが行われる。

 

前戦メキシコで3位表彰台を獲得したTS050 HYBRID #6号車の小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名は、WECのドライバーズ選手権で2位へと浮上。TOYOTA GAZOO Racingは第6戦でも表彰台獲得を目指す。

 

前戦では、中嶋一貴とセバスチャン・ブエミが速さを見せながらもドライブトレーンのトラブルのためにリタイアを余儀なくされた#5号車には、事前テストでの負傷のためメキシコを欠場したアンソニー・デビッドソンが復帰し、再び3人でオースティンに挑む予定。

 

第4戦ニュルブルクリンクと第5戦メキシコ同様、COTAにはTS050 HYBRIDは超ハイダウンフォースパッケージを持ち込む。この空力パッケージは、メキシコの不安定な天候の中でも高いパフォーマンスを示した。

 

1周5.513kmのCOTAは、オースティン市街地から19kmほど南に位置し、その独特なコースレイアウトは多くのドライバーから好評を得ている。高速かつグリップの高いLMP1車両でレースをするのに適したコースでもあるという。

 

天候も重要な要素となり、例年30度を超える気温は、ドライバーやピットクルーにとっては過酷な環境となる。ピットクルーは全てのセッションの間、耐火スーツを着用しなくてはならない。暑さだけでなく、過去のレースでは突然の雷雨に見舞われたこともある。2014年のレースでは決勝日が豪雨に見舞まわれ、大混乱となったそうだ。

 

TOYOTA GAZOO Racingは今季5戦で3回の表彰台を獲得しており、今大会でもライバルのアウディ、ポルシェとの首位争いを目指している。

 

レースウィークは15日(木)にそれぞれ90分間の公式練習1回目、2回目が行われ、16日(金)の公式練習走行3回目と予選を経て、17日(土)の現地時間午後5時(日本時間翌18日午前7時)に決勝レースのスタートが切られ、6時間にわたるスペクタクルなナイトレースが繰り広げられる。

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