スクープ!12月中旬、スバルが
吉永社長出席し「戦略試乗会」実施!
スバルは12月中旬に栃木県の佐野市にあるスバル研究実験センター(通称SKC)で「戦略試乗会」を行う。これは社長はじめ役員の多くが出席して、開発部隊から中期的な開発方針の説明を受けるもの。
とりわけアイサイト開発部隊のエンジニアたちは吉永社長ら経営陣がスバルの将来の在り方、未来についてどのような方針を示すかに大いに注目している。
開発に携わる現場のエンジニアたちは、スバルが陥りかけているコスト至上主義、アセスメント至上主義ではなく、戦略試乗会を契機に、吉永社長ら経営陣がスバルの進むべき正しい道を示してくれることを期待していると言う。
マガジンX1月号でスクープしたとおり、吉永社長らはすでにアイサイトの自前開発を放棄する判断を下した。この決定について、アイサイト開発チームだけでなく、エンジニアの多くが、「スバルの独自性が失われる」と危惧を感じていると言う。エンジニアたちは、「この機会を逃したらスバルが生まれ変わるチャンスはない」との切実な声がスクープ班に寄せられている。
本来、戦略試乗会とは、先行開発中のシステムや機能を経営陣に実際に試乗してもらい、実感してもらう機会だ。が、今回は開発部隊の開発方針を経営陣に伝えることで、自前主義に回帰してもらうことを望んでいる。ある関係者は、「スバルはすでにコスト至上主義、JNCAP点取り主義に陥ってしまった。本来の安全安心に向けての強い意志がなくなっているのではないか。戦略試乗会がラストチャンス」の切実な訴えを吉永社長はどう受け止めるのか、注目される!
取材 文 神領 貢 マガジンX編集長