フォーミュラEマシンが丸の内でデモラン

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11月23日(水・祝)に東京・丸の内で開催された「エコロジー&モビリティフェアin丸の内」におけるスペシャルコンテンツとして、フォーミュラEのレースで活躍するアプト・シェフラー・アウディ・スポートの「ABT Schaeffler FE01」の実車がデモンストレーション走行を行った。

このイベントはエコロジーとモビリティの融合を考えるきっかけを多くの人に提供することを目的に開催されたイベントであり、子供から大人まで手軽にEV技術に触れてもらうため、「パーソナルモビリティ試乗」や「電動カート体験教室」などが開催されていたが、そのなかのメインイベントして、ルーカス・ディ・グラッシ選手によるデモ走行が行われた。ディ・グラッシ選手といえばフォーミュラEの開幕戦となった2014年9月の北京大会で記念すべきフォーミュラE初優勝を手にした選手。デモ走行後には、「東京は最先端技術の集まる都市でありフォーミュラEにピッタリ。今度はフォーミュラEのレースで東京に戻ってくることを楽しみにしている」と語った。

紅葉と石畳が美しい丸の内を駈けぬけるフォーミュラEマシンをひと目見ようと沿道には約5000人の観客が集まり、音が静かなのに速い電気自動車ならではの走行に感嘆の声がもれていた。当日のゲスト解説は元F1ドライバーの片山右京氏とモータージャーナリストの飯田裕子氏だったが、片山氏は「フォーミュラEは技術の競争も激しいがドライバー同士の競争も最も激しいモータースポーツ。いずれ(エネルギー量が)オープンになったら現在のようにマシンを乗りかえる必要もなくなるし、もっと速いモンスターマシンが登場することだろう」とレースの魅力について語っていた。

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■フォーミュラE

FIA(国際自動車連盟)の管轄するモータースポーツ。2014年よりスタートした電気自動車の世界シリーズで、レースは世界12都市の市街地で開催される。ファン投票によってレース中に追加パワーが与えられるファンブーストなど単なるモータースポーツではなく新たなエンターテイメントしても画期的な試みが盛り込まれている。2016年度「シーズン3」の次戦は2月18日Round3・ブエノスアイレス。今シーズンからパナソニック・ジャガー・レーシングが参戦し、メルセデスも2018-19シーズンからの参戦を表明。今後ますます注目を集める。

フォーミュラE公式サイト(英文) http://www.fiaformulae.com/en

ファンブースト投票サイト(英文) http://fanboost.fiaformulae.com

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