トヨタC-HRプロトタイプに乗った

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トヨタC-HRの先行商談受付が11月10日に始まり、これに合わせてプロトタイプに乗るチャンスを得た。

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TNGAプラットフォーム採用車の第2弾にあたるC-HR(の国内向け)には1.2L直4ターボと1.8Lハイブリッドが設定され、前者は4WD、後者はFFに限定されるのがユニークだ。
オーリスに搭載されているユニットと違ってレギュラーガソリン仕様に変更された1.2Lターボ(性能スペックはオーリスと同じ116ps/18.9kg-m)は軽い吹け上がりが魅力的で、ワインディングが続く上り坂でも爽快な走りが楽しめる。さらに、ドライブモードをノーマルからスポーツに切り替えるとエンジン回転数が高めに保たれ、スポーティな走りと加速がもたらされる。

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一方のハイブリッドにはプリウスと基本的に同じユニットが用いられており、急加速時や上り坂ではエンジンが稼働して本領を発揮するが、うなり音は大きめ。1.2Lターボと比べてノーズが重めの印象もあり、どちらかと言えば街中をおとなしく走るのに向いている1台だ。

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外観はクーペを思わせるスピード感のあるボディ上半分と、大径タイヤがもたらすリフトアップ感による力強さを表現。全高(1550mm)に占めるタイヤ径(690mm)の比率は44.5%で、同ジャンルのライバル車(41.5〜43%程度)と比べても車輪の存在感が強くて踏ん張り感の表現に成功している。「前後乗員の間隔やラゲッジ容量を追求するよりもカッコ良さを優先した」と開発責任者の古場博之さんが話すように、パッケージング第一主義ではなく、ルックス重視で開発されたことはひと目見ただけで伝わってくる。

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同様に質感の高さを感じられるのが内装だ。こちらは左右非対称のセンタークラスターとコンソールがドライバーを包み込む空間を作り出しており、運転が楽しめる空間を確保。ドアトリムや各種スイッチがダイヤモンド形状に仕上がっているのも個性的で、デザイナーのこだわりが感じられる。

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フル乗車時のラゲッジ容量は318L、奥行きは770mmだが、リアシートを前倒しすれば空間は広がる。

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