17年夏に英国で発表されたロールスロイスの新型ファントムが国内デビューした。税込み価格は5460.0万円、ロングホイールベース版は6540.0万円。
新型ファントムにはオールアルミのスペースフレーム「アーキテクチャーofラグジュアリー」が初採用されており、今後のロールスロイス車にも順次、用いられていくという。「魔法のジュウタン」と比喩される乗り心地を高めるべく、エアサスペンションも刷新された。また、4WSの新採用で取り回しやすさも向上。
パワートレインは6.7リットルV12ツインターボで、571ps/900Nmを発生。8速AT、FR方式だ。
内装ではインパネ前面にガラスが採用されていて「ギャラリー」と称する、まさに画廊のような仕立てになっている。オーナーが好きな紋様を指定して飾ることが可能だ。
その室内は世界一とも言われている静粛性の向上を狙い、130kgもの遮音材が追加されたが、前出の新アーキテクチャーのおかげで車重は増えていない。また、タイヤの開発においては180回もの試行錯誤を経て最適なコンパウンドの配合具合にたどり着いたそうだ。