Hondaは、米国ミシガン州デトロイトで開催中の2017年北米国際自動車ショーにて、北米向けミニバンの新型「ODYSSEY」を今春の発売に先駆けて世界初披露した。
北米向けオデッセイは、1994年のデビュー以来、多様化するファミリーユーザーのニーズに合わせて常に進化を続け、これまでに米国内で累計約250万台を販売した。先代モデルがフルモデルチェンジした2010年以降も、米国におけるミニバン販売台数で7年連続第1位を記録するなど、高い評価を獲得しているという。
5代目となる北米向け新型オデッセイは、3.5L V6直噴i-VTECエンジンに、Hondaが独自に開発した10速オートマチックトランスミッションをミニバンとして初めて採用し、力強い走りと共に、滑らかな加速感を実現した。また、主要グレードには、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。
先代モデルが、車内に専用設計の掃除機を備え付けるなど、独自の装備や機能でファミリーユーザーにとっての使い勝手の良さを追求してきたように、新型では多様なシートアレンジを可能にする「Magic Slide™」や、マイク、スピーカー、赤外線カメラなどを使い、広い室内空間で離れて座る乗員同士を「つなげる」機能を追加。
ほかにも、軽量化と車体剛性を高い次元で両立させたボディー、ハンドリングの精密さと上質な乗り心地を追求して設計したシャシー、クラス最大※4の荷室容量、存在感のある洗練されたエクステリアデザインなど、さまざまな領域において最上級のミニバンを目指して開発したそうだ。
このクルマはホンダR&Dアメリカズで開発され、米国アラバマ工場で生産。また、新開発の10速オートマチックトランスミッションは、ジョージア州タラプーサのトランスミッション工場で生産されるという。
迫力あるサイズの北米向け新型オデッセイ。日本でも販売してほしい。