大型車の「傾斜台測定」は無作為に車両が抽出されている(訂正版)

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本記事について国交省物流・自動車局整備課から一部訂正があったので追記させていただきます。

●ポイント●実測検査する車両は「最初の1台」ではなく、「無作為に選んだ1台」です。以下は整備課からの補足説明です。

■EVMJ社バスの最大傾斜角の「実測の実施方法」について

「1台目で実施した」という趣旨の説明は誤りでした。実際には 無作為に車両を抽出して実測を行っており、1台目の場合もあれば、2台目以降で実施した場合もあります。また、同一仕様で2台実測したケース もあります。

■背景となる考え方

すべての車両を実測することは現実的ではない中、書類審査も決してずさんなものではなく、一般の自動車設計でも用いられる妥当な手法を活用しており、十分に有効な審査方法です。そのため、「書類審査 または 実測」という規定としています。また、「1台目を実測する方式」よりも無作為抽出の方が検証としてのチェック機能が高いと考えて運用しております。

国交省整備課に「大型車の傾斜試験」について聞いた。

全国90ヵ所以上の自動車技術総合機構の検査ラインで「傾斜測定」を行なっている。30度、35度など規定値まで傾けて、四輪中三輪が接地していれば合格。多くの場合、傾斜をつけると後輪が先に浮く。規定の角度に達する以前に前輪も浮いたら不合格だ。

大型バスは車両が転倒しないようにワイヤー等で養生するため、人とコストの面からこのようにしている。

写真は自動車技術総合機構(国交省提供)

●再検査率
・令和6年度の再検査率は以下のとおり。
 <新規検査>10.4%
 <継続検査>11.5%
・10%程度の受検者が不合格となっている。その後、必要な改修を実施した後、再検査という流れが一般的だ。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)
マガジンX
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