三菱自動車は、フィリピン貿易産業省との間でフィリピンでの現地生産の拡大を通して、今後も同国経済へ貢献していくことに関する覚書(Letter of Intent)にドゥテルテ大統領立会いの下で調印した。
MMPCミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(フィリピンにおける三菱自動車の生産・販売会社)は、フィリピン政府の自動車産業育成政策「CARS Program」への参加承認を前アキノ大統領政権下の2016年6月に取得しているが、引き続き政府の政策および当社の方針に変更がないことを確認するために、覚書の調印に至ったもの。なお、CARS Programにおいて当社は、2017年1月より『ミラージュ』および『ミラージュG4(アトラージュ)』の生産を開始する予定だという。
覚書に調印した三菱自動車の益子会長兼社長は、「MMPCがフィリピン政府のCARS Programへの参加承認を貿易産業省投資委員会より受けたことは、MMPCが50年以上にわたりフィリピンにおける自動車産業の発展に貢献したことが評価されたと考えております。引き続きMMPCが、フィリピン国内での雇用促進だけでなく、同国の経済発展に寄与するパートナーであり続けることを願っています」と述べた。
欧米諸国に対して辛辣なコメントをして話題となっているフィリピン大統領。来日においては親日ぶりを示しているが、今後も同じ態度でいるのか気になるところだ。