マツダがラージ商品群の3列シート車であるCX-80をヨーロッパで発表した。
CX-80のボディサイズは4995mm×1890mm×1710mmで、2列シート車のCX-60と比べて255mm長く、25mm高い(全幅は同じ)。ホイールベースは250mm延長されて3120mmに達している。最小回転半径は5.8m。
外観ではウインドウを囲むメッキモールがリアクォーターピラー付近で太く設計されていてインパクトを放つ。また、CX-60と違ってエキゾーストはガーニッシュが省かれてパンバー下に隠されており、エレガントで落ち着いた雰囲気を演出。
マツダ6で初採用されたアーティザンレッドプレミアムMと新色のメルティングカッパーが設定されている点もCX-60との相違点に挙げられる。
3列シート化に伴って2列目シートには次の3種類を設定。(1)7人乗りを実現する3人掛けベンチシート、(2)優雅な気分を味わえる左右独立のキャプテンシート、(3)さらにセンターコンソールも設置されたキャプテンシート。
ベンチシートは120mmスライドとリクライニング機構を有する。また、3列目シートは身長170cmまでの乗員が座ることを想定して設計されている。
フル乗車時のラゲッジ容量は258L(床下収納を含む)。3列目シートを格納すれば687Lに拡大でき、さらに2列目シートも前倒しすると1221L(天井までの容積は1971L)を確保できる。また、ハッチゲートにはハンズフリー電動タイプも用意。
牽引トレーラーを接続する際に最適な位置を確認できるよう、リアカメラにはトレーラーヒッチビューが含まれている。
欧州仕様のパワートレインは2.5L直4スカイアクティブG(プラグインHEV。システム出力327ps)と3.3L直6ディーゼルターボ(マイルドHEV。254ps)の2種類。0→100km/h発進加速タイムはガソリンPHEVが6.8秒、ディーゼルターボMHEVが8.4秒。
CX-80は国内でも発売される予定なので、日本デビューを心待ちにしたいね。