発売に向けて9月から先行予約の受付が始まるホンダの新型クロスオーバーSUV「ZR-V」。その発売が23年春にズレ込むとの情報をつかんだ。
ヴェゼルを中心にホンダも半導体などの部品不足による納期遅延に見舞われているが、まずはそちらを少しでも改善するほうが優先されることになった。そのため、ZR-Vの立ち上げは後回しになり、今秋の発売を見送って先送りが決まった模様だ。
予約しようと思っていた人には残念なニュースではあるが、首を長くしてデビューを心待ちにするほかない。
北米でHR-Vを名乗るように、ZR-Vには先代ヴェゼルの進化形を思わせるデザイン要素が随所に見られる。リアコンビランプの形状やブリッジ型に設計された高いセンターコンソールはその典型で、このクルマをヴェゼルと呼んだほうがしっくり来るのでは?と感じている人もいるはず。
コックピットには最近のホンダ車に共通して見られる横一直線のハニカム状ガーニッシュが起用され、メーターパネルは表示を全面的に変えられるフル液晶タイプに仕上がる。
パワートレインにはシビックに続いて2L直噴エンジン搭載の2モーター式ハイブリッドと1.5Lターボの2種類が用意される。