昨年度第三次補正予算で、タクシー、バスの車内におけるコロナウイルス対策設備普及のための製品購入代金の半額補助金制度が創設された。
が、事業者からは国交省や全タク連がデンソー製の空気清浄機を、ことさら勧めることについて反発の声が上がっていた。これについて今週火曜日の赤羽国交大臣会見で、「製品の選択肢を増やして設備搭載車両の普及を急ぐべき」との記者の質問に対して、赤羽大臣は、「しっかりやる」と約束してくれた。
その後、旅客課と折衝した結果、
●地方運輸局に対して、エビデンスがあればどの製品を使っても良いと旅客課から通達を出す。
●コロナウイルス対策されている車両を一刻も早く増やすことが大切な観点で事業者補助事業を進める。
●予算を見ながらだが、バスについても機種をデンソー一択とせず、駆除装置の普及を図る、
ことを確認した。来週火曜日の赤羽大臣会見で、上記について具体的な方針を語ってもらう予定だ。コロナ感染が勢いを増す中、感染拡大の歯止めとなるよう、一刻も早いタクシー、バスの駆除対策車両の普及を促したいものだ。
文 神領 貢(マガジンX編集長)