中古車や新車の販売・買取店を全国300店舗以上展開するビッグモーターは、同社が持つ29の鈑金塗装工場が、第三者検査機関として検査・認証などを行っているテュフラインランドの監査を受けて認証を取得したことを発表し、6月26日に贈与式および共同記者発表会を開催した。
ビッグモーターはクルマに関する販売、買取、車検、鈑金、保険などすべてのサービスを「ワンストップショッピングスタイル」にて提供する中古車販売店。創業は1976年で、現在の店舗数は今年のオープン予定まで含めると全国で307店舗、従業員数5000名以上と急成長中の企業だ。同社には販売店に併設する形で直営の鈑金塗装ネットワークが29存在するが、その全工場がテュフラインランドの監査の後、非常に高いレベルの修理ができる工場に対する認証カテゴリーであるゴールド（スチール限定）の認証を取得した。29工場というのは日本国内の鈑金塗装工場ネットワークとしては最大級となる。ちなみにヤナセオートシステムズはゴールドよりも高いプラチナ（アルミボディなども修理できる最高水準のカテゴリー）を取得しているが全9工場である。
ビッグモーターでは、一般ユーザーはもちろん保険会社との連携も重要な鈑金塗装において、第三者検査機関から修理品質に関する認証を受けることで他社との差別化や信頼獲得ができるとし、鈑金塗装業界のリーディングカンパニーを目指して5〜10年後には工場を倍増させる計画でいる。
テュフラインランドとは
145年の歴史を持つ世界トップクラスの第三者検査機関。本国ドイツでは車検や免許試験業務を行っており「テュフする」とは「（車検や免許を）取る」という意味で使われているほど。現在では全世界で従業員数は2万人と、幅広い業種・職種での認定や試験、トレーニング業務を行っている。自動車分野では完成車メーカーや部品メーカー向けの型式認証や、ディーラー・整備工場向けの監査・認証サービスなどを提供。最近ではクラシックカーの評価・査定サービスなども行っている。
ビッグモーター企業サイト https://www.bigmotor.co.jp/company
テュフ ラインランド ジャパン公式サイト https://www.tuv.com/japan/jp
