ミツビシの第1四半期決算は増収増益!
通期見通しに対しオンライン!
- 三菱自動車工業の2018年度第1四半期決算は売上高5600億円、前年同期比27.0%増、営業利益281億円、同36.4%増だった。営業利益率は5.0%。
世界販売台数は同21%増、5.1万台増の29.2万台と好調だった。
通期見通しに変更はない。通期売上高2兆4000億円、営業利益1100億円、世界販売台数125万台を見込んでいる。
質疑応答。
Q 第1四半期決算の進捗率は?
A 通期見通しに比べて順調。できる限り期初から業績を上げていく。オンラインで来ている。洪水の影響、為替動向などもあり決して安心できない。気を引き締めて計画の達成を目指さなければならない。全社一丸で緊張感を持ってやっていきたい。
Q 7月豪雨の影響は?
A 倉敷、総社の復旧に全力でサポートさせていただいている。水島工場も一週間のちに生産再開できた。極力影響が出ないようやっていく。長くお付き合いしているサプライヤーに迷惑がかからないように、いろんなことをやろうと。そんな中で今回の洪水が起きた。融資はしていないが、被災された255社に前倒しで買掛け金を支払った。
Q アライアンスの効果は?
A シナジー効果で95億円、35%前後の営業利益で寄与している。
Q 新興国の為替の影響は?
A 年度プランを立てるに当たって慎重に為替の影響を考慮した。支払いの大きいタイバーツは米ドルと連動している。ヘッジになっている。保守的に入れようということで米ドル105円でみた。
インドネシアでの現地生産を始めた。為替の動向を見ながら、タイ、インドネシア、フィリピンの現地調達をやっていくことがポイント。
Q 貿易戦争について。
A 米国から生産撤退している。日本とタイから輸出している。米国の比率は10%程度。侮れないが、ものすごく甚大な影響はないとみている。在庫を積み増したり、他地域向けの生産を増やす。アメリカに強い日産などアライアンスと連携していく。
Q 影響は加味されていないということか?
A 特別な何かリスクを盛り込んだ訳ではない。とにかく慎重にやっていく。
Q 国内事業の黒字化の見通しは?
A 販売費用全体の削減、燃費不正の影響もほぼ無くなった。年度を通して10.5万台を約束している。2015年が10.2万台、燃費不正の起きた2016年が8万台。なんとか黒転に持っていきたい。三菱FMCファイナンスを取り戻したことで、残価設定ローンなどを組む。アフターセールスを徹底的に強化している。利益率の高いカーナビ販売を、日産と一緒になって強化する。
Q 西日本豪雨の影響は?
A 部品の供給や従業員の状況をみながら、7月6日から始めて、丁寧に対応した。16日の月曜日から通常操業した。岡崎は関西方面からの部品の影響のため12日の朝からエクリプスクロスの生産を一時的に止めた。部品メーカーの様子を見ながら決めた。
Q 岡崎の外国人受け入れについて。
A キチンとした見直しを進める。迅速に対応する。