三菱が2月6日からフィリピンで新しい商用バンの販売を始めた。その名もヴァーサ。
同車は日産とのアライアンスを活用して調達され、5列シート15人乗りが設定されて送迎需要にも応えていく。

日産と三菱は相互に商品をOEM供給し合ってラインナップを補完している。北米では三菱アウトランダーが日産ローグとして販売されており、プラグインHEV需要に対応。同じく、オセアニアで日産が売り出す新型ナバラはトライトンをベースにしたピックアップ・トラックだ。
また、三菱は今夏から北米で日産リーフのOEM版を販売し始めることを公表している。


今回のニュースでマガジンXが注目したのは車名だ。ヴァーサ(Versa)は三菱にとって初採用の真新しいネーミングだが、じつは25年まで日産が使っていたことを覚えているだろうか。北米でエントリーカーに用いられていた。
初めて起用されたのは06年で、初代ティーダ&ラティオの北米名として使われた。

その後、ラティオは12年にモデルチェンジし、国内ではタイからの輸入販売に切り替わった。2代目にあたる北米向けヴァーサはメキシコ製に切り替わった。

ほぼ同じタイミングで2代目ノートが発表され、国内ではティーダ後継車に据えられた。北米にも導入されて現地ではヴァーサ・ノートの名で売り出され、前述したヴァーサ(セダン)との2本立てでエントリーカー需要に応えた。

19年のモデルチェンジでヴァーサはセダンに集約されて2BOXハッチバックは廃止された。スポーティなルックスをまとい、北米だけでなくタイなど東南アジアでも販売されているが、日本には導入されていない。このヴァーサは25年末をもって北米から撤退、最終型となった。

そして使い道のなくなった車名を三菱が商用バンに用いたという流れだ。商品だけでなく、今後はネーミングも相互に融通しあってシェアするのか!?と思わせる展開だね。











