ZMPが2020年東京オリ/パラでレベル4自動運転実現へ

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ZMPが2020年東京オリ/パラでレベル4自動運転実現へ

 

自動運転シミュレーションなどの自動車関連ソフト開発支援、さらにはAIを駆使したロボット開発で急成長を続けているZMP(谷口恒社長・東京都文京区)は、IMG_3403日の丸交通(富田和孝社長・東京都文京区)と協力して、2020年の東京オリンピック/パラリンピツクまでに、レベル4の自動運転によるロボットタクシーの事業運転を始めると発表した。羽田空港からお台場エリアを想定している。規制の見直しや他のタクシー事業者への参加を呼びかけるため、「レベル4推進研究会」も発足させた。

谷口社長のプレゼン。
2015年11月5日の官民対話をキッカケに、オリンピックの時点でレベル3ではなく、レベル4に目標が上がった。ドライバー有りの実験を2016年までに行った。2017年からはドライバー無しの実験を始める。タクシー会社とZMPは共存共栄。限定されたエリアで完全自動運転するのがレベル4。日の丸交通との協業を開始した。ベテランドライバーの運転技術をロボットに注入する。課題は規制。レベル2.3には断固反対。2020年東京五輪に向けたレベル4推進研究会を発足させた。ドライバーの職を奪わない。日の丸交通とZMPが発起人となり、他のタクシー各社と協業していく。お客様への接客、おもてなしサービスをAIで継承する。整備工場網の活用、認定整備工場制度も視野に入れている。
富田社長のプレゼン。

日の丸交通のブランディングではなく、タクシー業界の発展のため。タクシーと自動運転は対峙しているわけではない。日の丸交通はチャレンジ精神溢れる企業でありたい。都内のタクシーの稼働率はかなりの勢いで下がっている。変化にシッカリ手を打っていく。過疎地でのライフラインがなくなっていく。さらにライドシェアの台頭。「白タク」に頼ることなく、プロのタクシーが担っていく。ライドシェアの議論にならないように自動運転タクシーを組み込んでいく。2020年にレベル4の自動走行タクシーの運用を開始したい。タクシー業務をタクシー会社が担えるような法整備をお願いしたい。タクシーと自動運転の連携は利用者利便を高め、タクシー産業の発展に寄与する。

質疑応答。
富田社長
初乗り運賃を下げて乗りやすくなったと認識している。ZMPを東京のタクシー協会に紹介している。自動運転タクシーは補完部隊である。タクシードライバーの仕事を食っていく自動運転であってはならない。他のタクシー会社との情報共有が重要。安心感を持ってもらうのがいちばんの近道。
谷口社長
紙の本と電子書籍との役割分担のようなもの。利便性と雇用のバランスをとっていく。レベル4には未知の課題がある。タクシーと連携していち早く、安全かつスムーズな運転ができるようになる。2020年には羽田、お台場エリアで到達したところが運転可能エリア、料金となる。

http://www.zmp.co.jp/company?lang=jp

https://hinomaru.tokyo/messages/76

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