クセになりそうなダイハツ・タフトの開放感

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6月10日に発表&発売されたダイハツ・タフトには「バックパック・スタイル」というコンセプトが織り込まれている。
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キャビン後ろ半分をフレキシブル・スペースと称し、リアシートを前倒しするだけでフラットな荷室が作り出させる設計に仕上がっている。シートバック背面を含め、水拭き可能な素材が使われている。また、手前(ハッチゲート寄り)にはアンダーボックスが備わっていて床面ボードを立てれば背の高い荷物も積みこめる。
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逆にキャビン前半分はクルー・スペースと名づけられており、頭上に広がるガラストップが最大の魅力に挙げられる。しかもタフトではAピラーが立っていてガラスルーフが前方まで伸びているため、真上を向かなくても十分に開放感が体感できる。スーパーUV&赤外線カットガラスが使われて当然サンシェードも備わっている。
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運転席まわりではメーターパネルと空調ダクトにオレンジMのガーニッシュが用いられ、シートに施されたオレンジステッチとともにアクティブな印象を演出。また、コックピット感を狙って設けられたセンターコンソールにはトレイと電動パーキングブレーキが配されている。この電動パーキングブレーキにはホールド機能が含まれており、信号待ちなどでブレーキペダルを踏み続けなくても停車状態が保持されて便利だ。
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スマートパノラマパーキングパックは7万1500円のオプション。切り返しを伴うが、クルマがステアリング操作をアシストしてくれる。

エンジンには52ps/6.1kg-mのKF型が継承され、CVTにはタントのスプリットギヤ式ではなく、従来のものが流用されている。ふんわりアクセルで優しく発進すると約20km/hでロックアップ機構が働き、その後はエンジン回転数が一定のままスピードメーターの針だけが上がっていく。また、高速道路での合流や坂道発進など、一時的に力強さを得られるPOWERモードがステアリングスイッチに含まれていてワンタッチで選択できるのが便利だ。
ロールが抑えられていてコーナーでも不安を感じることはない反面、やや足が突っ張っている印象もあるので、この点が改善されれば乗り心地も向上するだろう。
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主要スペック(Gグレード)
●全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1630mm
●ホイールベース:2460mm
●車両重量:830kg
●最小回転半径:4.8m
●パワートレイン:660㏄直3(52ps/6.1kg-m)
●駆動方式:2WD
●トランスミッション:CVT
●WLTCモード燃費:20.5km/L
●税込み価格:148万5000円(オプションを含まず)

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