2025年4月号『ざ・総括。』の記事【ヒョンデ・アイオニック5N】がnoteから購入できるようになりました

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マガジンX 2025年4月号(2月26日発売)に掲載された『ざ・総括。』の記事【ヒョンデ・アイオニック5N】がnoteにて税込300円で購入できるようになりました。また月額600円の定期購読で3本すべての記事を購読することもできます。以下は無料公開の冒頭部分です。続きを読みたい方はその下のリンクからご購入ください。

【ヒョンデ・アイオニック5N】

演出過剰も味のうち

ヒョンデNブランドの誕生は、公式には2015年とされている。ヒョンデのR&D拠点があるナムヤン(南陽)と、テストに使っているドイツのニュルブルクリンク・サーキットの両方の頭文字から「N」という名称になった。このアイオニック5Nは、Nブランド初のBEV(バッテリー電気自動車)であり、昨年夏に日本での販売が始まった。前後独立の電動モーター駆動系を積むAWD(オール・ホイール・ドライブ)であり、最高速度は260㎞/h、0-100㎞/h加速は最短で3.4秒という性能が売りだ。本誌評価陣は「楽しい演出過剰」と評価した。

合計650psのパワー

エンジニアリングコンサルタント(以下=エ) ヒョンデ(現代自動車=表記はHYUNDAIだが発音はヒョンデに統一された)のBEVは、2年前に「アイオニック5」を試乗して以来だ。アイオニックはヒョンデBEVの専用ブランド名で、日本では実店舗販売ではなくウェブで販売されている。ただし、このアイオニック5Nについては実体験をしてもらうという販売スタイルのようだ。取り扱い店舗数が少ないから販売台数は少ないが、皆さんはどう感じたか。

チューニングショップの社長兼エンジニア(以下=チ) 皆さんに乗ってもらったのは正式な日本仕様で某社の持ち物だ。販売価格858万円だが、ヒョンデとしては価格に見合った味付けと、手間をかけてあるという点を確認してもらいたい仕様だそうだ。

ベテラン実験ドライバー(以下=T) 前軸は最高出力175kW(238ps)で、この出力を4600〜10000rpmで出す。最大トルクは370Nm(37・7㎏-m)で、この数字は発進直後、つまり1rpmから4000rpmまでで発揮する。後軸は最高出力303kW(412ps)で7400〜10400rpm、最大トルクは400Nm(40・8㎏-m)を0〜7200rpmで得られる。もともとが後軸寄りの設計だ。

自動車業界の事情通(以下=通) BEVでも「ここまでできますよ」という性能誇示型のスペックだが、そもそも電動モーターは回転の立ち上がりから最大トルクを出すから、電池容量と電池の出力性能さえあれば全開でサーキットを走れる。ドイツの某自動車雑誌の実車テストでは、ニュルブルクリンク北コース(全長20.83㎞)を全開で2周したというから、搭載しているLIB(リチウムイオン2次電池)は瞬発力も備えながら、通常の一般道持久走もこなせることになる。

部品メーカーのエンジニア(以下=部) 電池搭載量84kWhは通常仕様のアイオニック5と同じです。一充電での走行距離はWLTC(国際基準調和サイクル)で561㎞ですから、通常使用のアイオニック5「ラウンジAWD」グレードの616㎞より約9%減っています。タイヤはラウンジAWDが255/45R20、このNは275/35ZR21です。接地面積当たりで見るとほぼ電費は同じだと思います。

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