自動車総連「大手の結果に満足せず 中小への波及に取組む」

スポンサーリンク
春闘集中回答日の自動車総連会見から
大手の結果に満足せず
中小への波及に取組む
Q 中小零細企業について。
A 価格転嫁の課題に向けて、ティア2以下に波及させていかなければならない。
物流など構造的な問題を解決。整備士不足もスキーム。具体的な解決に繋げていきたい。
Q ダイハツの認証不正について。
A これまで多くのメーカー系で指摘を受けている。働き方改革のところで労使が議論した。風通しをよくする、本音が言えるなどプラスの効果はあった。キッカケ、気付きになったことはプラス。長い目でしっかりサポートしていく。
ダイハツは体制が変わり、3月から実質的に交渉に入った。継続して課題に着目し、解決のめどをつけ、それを実践していただきたい。期待して静観している。
Q 自動車業界は空前の利益が出ている。
A 金額の方針は立てていない。ばらつきは毎年ある。今年は上部方針を踏まえた上で、今日に至っている。労使で納得した結果。
Q過去最高の水準になったが。
A 自動車産業は裾野が広い。影響が大きいことを我々は自覚しなければならない。地域経済ひいては日本全体に波及力がある。水準を上げることが大切。
今日だけの結果では何も変わらない。全ての働く仲間たちにいかに波及させていくか。取り組みを加速させたい。
Q  2014年から取引の適正化に取り組んできた。
A 付加価値のウインウインの運動をやってきた。阻害要因を解消しないと賃金は上がらない。もう一段ギアを上げた。
(賃上げが)波及してきた」の実感得られるよう
世論を盛り上げたい。
会見後、金子会長と立ち話。組立メーカーはティア1のサプライヤーに対して「ティア2.3」の賃上げに取り組むよう求めていた。(組合員の多い)これらの労使間交渉においても「良い結果が出ると期待している」と話してくれた。
スポンサーリンク