2023春闘 メーカー各社に「満額回答」 「全体底上げ」が次の焦点

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2023春闘

メーカー各社に「満額回答」全体底上げ」が次の焦点

 

【資料1】メーカー部会主要12組合 要求内容まとめ_3.15.記者レクv1

自動車総連は3月15日、自動車メーカー等の主要12社において組合の要求に対する経営側からの回答が出そろったことを受けて今春闘の状況について記者会見を行った。
発表では12単組全てで要求通りもしくは要求以上の回答となった。特にヤマハ発動機は賃金改善分7000円の組合要求に対して9000円の回答を行った。また、非正規社員についても正社員と同等以上の賃上げを実施するとした。

主要12社全社が組合要求に対して「満額回答」したのは、記録が残っている中で「史上初めてではないか(自動車総連)とする。

会見の席上、金子晃浩会長は次のように語った。「大手の結果を踏まえ、全ての組合に波及させることが大切。(物価高と実質賃金の目減り改善へ向けた)製品価格転嫁の話が出たのは大きい。来年度以降も(こうした取り組みの成果が)続くことが大切。現状認識が労使で共有できた。賃上げの阻害要因を取り除く。マイナスをゼロに戻す。上積みが本来の目的。産業全体で取り組む。満額回答というだけで評価しない。自動車総連加盟(1055単組。要求提出は1003単組)全体と非正規社員、さらには組合のない会社にまで(生活改善が)波及するかどうかが大切だ」。

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