16代目にあたる次期クラウンの開発が迷走しているようだ。世の流れに合わせてSUVへの完全転身を目論んだものの、販売会社やユーザーからの拒絶反応が思いのほか大きかったために軌道修正。結果的にセダンを存続させる方向でプロジェクトが動き始めていることがわかった。
20年11月に世間を騒がせた「現行モデル限りでクラウンのセダン終了へ。SUVに転身」のニュースは読者のみなさんの記憶にも新しいところだろう。その一報が出回ってから半年。ある関係者から「次期クラウンの開発は進んでいて、3BOXセダンもプランに入っている」との証言を得られた。
そこで、5月26日発売予定のマガジンX 7月号(電子版と紙の雑誌をご用意しているほか、書店・一部コンビニでもお買い求めいただけます)では、現時点で判明している次期クラウンの開発事情を整理して掲載。是非ご覧ください。
ちなみに、4月に開催された中国・上海ショーでトヨタはヴェルファイアのマイナーチェンジ版と新型ハイランダーの兄弟車にクラウンの名を冠した。日本と同じく、中国でもクラウンのネームバリューは高くて由緒あるブランドとして認識されている。先代モデルの現地生産が終わって空白期間が生じたものの、ファミリーを形成してブランドを存続させる狙いでクラウン・ヴェルファイアとクラウン・クルーガーは投入された。