2月に先行公開されてティーザー活動が始まっていた新型ヴェゼルが正式に発表された(発売は4月23日)。税込み価格は227万9200〜329万8900円。月販5000台が目標に掲げられている。
新型ヴェゼルは実用性だけでなく、日常生活の質の向上とプラスアルファの体験を提供する狙いで開発された。ポイントは:安心して運転できること、使う人の所作も美しく見せるデザイン、五感に訴えかける運転体験で活力に満ちた毎日を送れること。
ボディサイズは4330mm×1790mm×1590mm、ホイールベースは2610mm。初代は4330mm×1770mm×1605mm、ホイールベース2610mmだったので、ほぼ変わっていないことがわかる。
センタータンク方式のプラットフォームが踏襲され、2モーター式ハイブリッドを新採用。106ps/13.0kg-mの1.5Lエンジンと131ps/25.8kg-mのモーターが組み合わされ、WLTCモード燃費で25.0km/Lをマークしている。制御ユニットは荷室下からエンジンルームに移され、生み出されたスペースを活用してバッテリーのセルが48から60に増やされた。
このほか、WLTCモード燃費17.0km/Lの1.5Lガソリン車もラインナップ。
装備面ではハンズフリー電動ハッチゲート、90%以上の紫外線&赤外線をカットして日射透過率も25%以下に抑えるパノラマルーフ、柔らかい空気の流れを作り出す空調のそよ風アウトレット、静電タッチ式LEDルームランプ、スマホを活用できるコネクティッド機能を新採用。さらに、専用設計された10スピーカーオーディオの設定も要チェックだ。
安全デバイスがセット化されたホンダセンシングは全車に標準装備されている。ワイドビューカメラや近距離障害検知ソナーの採用によって性能が向上。ブラインドスポット警告と360度カメラの設定も目新しい。
全世界で384万台が売れてヒットした初代に続き、2代目ヴェゼルも躍進できるか。販売動向を見守りたい。