光岡初のSUV「Buddy(バディ)」いよいよデビュー

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光岡自動車が初のSUVとしてBuddy(バディ。「相棒」を意味する英語)を発表した。税込み価格は2Lガソリン車が469万7000〜549万4500円、2.5Lハイブリッドが525万0300〜589万9300円。デリバリーは21年6月に始まる予定で、21年は50台、22年以降は年間150台が生産される予定だ。
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RAV4をベースにしながら、ボディカラーはツートンを含めて21色から選択でき、内装に同系色のアクセントカラーが配される専用レザーシート(43万7800円)も用意されている。ボディサイズは4730mm×1865mm×1685mm。
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同社がアメリカン・テイストのクルマを発売するのは、創業50周年記念車として限定200台をリリースしたロックスターに続いて2回目。執行役員の渡部稔さんは「ロックスターはこれまでご縁のなかったユーザーにも関心を持ってもらえた」として違う客層にもアプローチできた成功例となり「新たな方向性を決める自信になった」と説明する。
「SUVの企画は過去にもあったが、カタチ(=シルエット)に制限があって実現できなかった。しかし、Tシャツとジーンズで気取らず乗れるSUVが欲しかった。70〜80年代のアメリカンSUVをイメージした」と渡部さんは話す。さらに「10月29日にデザインを公開して以来、経験したことがないほどの問い合わせをいただいており、納期が延びてしまう可能性もある」と早くも手応えを感じているようだ。

開発課の青木孝憲さんは「もっとヤンチャで豪快なアメ車像もアイデアにはあったが、日本車の良さでもあるサイズ感と上品さを取り入れた。例えばフロントグリルは単調にならないよう、ラウンドさせている」と細部へのこだわりを語る。
バディは緻密な造形が見どころで魅力でもあるが「これまでのFRPではなく、導入のためのイニシャルコストは高いがABS(合成樹脂)やPP(ポリプロピレン)を使い、FRPでは難しかった細かい造形も表現できた」という。「好きな色と好きなグレードで自分だけのBuddyに出会ってほしい。これまで光岡を知らなかった人にも楽しんでもらいたい」とコメントした。

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光岡自動車・開発課の青木孝憲さん(左)と執行役員の渡部稔さん(右)。

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ターンシグナルも含めて灯火類にはLEDが使われている。ただ懐かしいデザインではなく、令和の時代に合わせた要素が取り込まれている。

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