地方版図柄入りナンバー、オリパラナンバー 「見にくい!!」批判を国は認識も検討はこれから

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地方版図柄入りナンバー、オリパラナンバー

「見にくい!!」批判を国は認識も検討はこれから

全国58地域で導入済み

7月27日発売の本誌9月号に先行して記事を掲載している地方版図柄入りナンバープレートが見にくい問題。発行済の41地域に加えて、5月11日からは新たに17地域が加わり、合計で58地域のナンバーで図柄入りが選べるようになった。詳細はリンクを参照して下さい。北は北海道から南は鹿児島まで地域を象徴する図柄がカッティングシートで施されていてそれ自体は楽しい。

https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000036.html

見やすいナンバーこそ大切

飾って見ているだけなら楽しいのだが、これを実際にクルマに装着して、走行中に他車が見るとなると事情は少々違ってくる。そう、中には見にくいデザインも散見されるのだ。この点を所管する国交省自動車局情報課に聞いた。

図柄入りナンバープレートについては、「きちんとチェックしている。ナンバー読取り機(編集部注:車両ナンバー自動読み取り装置)で読み取れるかも確認している」とする。警察や国交省にとっては取締りに問題ないかどうかは最大の関心事かも知れない。だが、実際に路上を走るユーザーにとっては、それ以上に有事の際に瞬時にナンバーを読み取れることが一番大切だ。

図柄がきれいだから、寄付金を募りたいからという理由で、ナンバーが読み取りにくいのではまさに本末転倒と言って良いだろう。

 

●視認性問題検討したい
「(読み取りにくいとの)声があるのは事実。今年3月からは『新たな図柄入りナンバープレートの導入に関する検討会』を設置した。6月には2度目の検討会を開催した」(情報課)と話す。だが、その資料を見ていると、「ナンバーが見にくいこと」に対する検討はいまのところ為されていない。情報課は、記者がこの点を指摘したからか、もともと考えていたのか「視認性問題について議題に挙げたい」と話した。

●走行中の視認性確認していない
見にくいとの声があることは承知しているが、具体的なデザインについては検討していない。走行中の視認性は確認していない」(同)と、なんとも心もとない。本件、継続して取材をしてマガジンX10月号で詳細を記事化するつもりだ。軽自動車に白ナンバー、普通車の営業用車両は緑ふちくくりと、ドライバーを惑わす事案についても取材している。情報をお待ちしています。オリパラナンバーも取材続行中!!

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000040.html

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